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出逢って良かったエンタメ 2020年編

年始になってしまいましたが、2020年振り返り企画その2です。その1はこちら。

  昨年もいろいろなエンタメ作品に出逢ってきましたが、その中でも特に強烈な印象を与えてくれたものをピックアップします。注意点として、2020年より前に世に出たものも含めています。あくまでも自分と出逢ったのが2020年であるという条件で選定していますので、そこについてはご承知おき下さい。


アイカツスターズ!

今年一番の衝撃はまちがいなくこれです。アイカツスターズ!を超えるほど視野外から殴られたエンタメはありませんでした。「女児アニメだぁ?そんなものに夢中になってなんやねん」って思っていたのですが、むしろなぜ夢中にならなかったのかと完全に後悔しています。こんなに面白いと思わなかったし、こんなに泣いちゃうと思いませんでした。

詳細は上記記事に熱量を全て詰め込んでいますので参照していただきたいのですが、アイドルものに自分が求めている熱さ、意志の強さ、葛藤、嫉妬、そして輝きが詰まったアニメです。本当に本当にいろんな人に見てほしい一本。100話もあるんかいって思うそこのあなた、冷静に考えてください、100話目は99話分の流れがあった後の100話なんですよ。99話分の思い出を振り返りながら見る100話とマジで最後ボロボロになるまで泣くからな。だまされたと思って100話見て。ほんと。いやって人は50話まで見て。1シーズンでも破壊力抜群だから。見て。


THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Glowing Rock!

シンデレラガールズのライブが好きな人間はまず間違いなくこれを挙げると思います。数少ない今年のライブだったからではなく、ここ数年行ったライブの中でも間違いなく5本の指に入るぐらいの化け物ライブだったので選びました。コロナウィルスが流行する寸前のタイミングで実施してくれたのは本当に僥倖に恵まれたと思います。

正直シンデレラガールズのライブの文脈とかを知らない方にあのライブの素晴らしさを簡潔に伝えるのは難しいです。セットリストもキャスティングもすごくって、 もうとんでもないです。9年やってきたシンデレラガールズ初の生バンドライブであるのもかなり強烈で、例えるなら、ハンバーグカツカレー&ピザ&コーラが出てきたあとに寿司が桶で出てくるみたいな、客が満足度で袋だたきにされるライブでした。

こんなことつぶやく程度にはよかったんだなぁ、とあらためて実感。今でも思い出すと少し感動できるぐらいには素晴らしいライブでした。また何万人で集まってライブが見られる時代になるといいなぁ。


アイドルマスターシャイニーカラーズ

黛冬優子さんをプロデュースして、このゲームは追わないとと思っていたんですが、いうてやっぱゲーム部分は言うほど好きではないので。。。と言ってたら、読み放題キャンペーンがきて、そんで以下を書きまして。

いや、このゲーム、最高だな、ほんとってなりました。また読み放題キャンペーン来ているらしいのでできるだけ頑張って読もうかと思います。


Music Unity 2020(を代表としたアニソンDJ界隈)

コロナ禍で落ち込んでいた自分に新しい楽しさを教えてくれたイベント。ストリーミングでDJたちがイケイケの音楽を流してくれるイベントで、DJ?クラブ?なんすかそれ?という状態だった自分も全てを忘れて自宅で騒いでいました。音楽を聴いてオタク特有のくねくね動きするのほんと楽しかったな。。。

もともとライブが好きだったので、音楽を聴いて盛り上がるのはそれだけでも十分楽しかったんですが、DJの”理解っている”選曲、セットリストのエグさで殴られるのは本当に楽しかったです。結果、今年に入ってこのイベントを主催したクラブであるMOGRAに行ってアニソンを肌で感じてあぁ~ってやることもできました。自分が一番楽しいと思うものがライブだったんですけど、それがなくなっても世の中って楽しいものはたくさんあるんだなぁ、まだまだ長生きしなくちゃなぁ、と思いました。

そういえばノリでDDJ-400買っちゃってそのままなので、もうちょっと触って練習したいっすね。


YouTube全般

いや、広くくくりすぎやろと突っ込まれそうですが、これまで動画サイトで時間つぶし≒ニコニコ動画で生きていたので、「そろそろYouTube見ないとマジで時代に取り残されそう」、と思いいろいろ見はじめ、結果結構たくさんの出会いというか、影響を受けました。

おそらく一番影響を受けたのは「とモヤシ」というYouTuberさんで、その独特の語り口調とYouTubeの中ではくどくない見やすい編集で一時期めっちゃ見てしまっていました。結果影響を受けて自作PCにも手を出しました。

あと、やっぱりVTuber界隈(というかにじさんじ、ホロライブ関連)も見るようになって、みんな楽しい!って言って見ている理由がなんとなく分かりました。Twitterのタイムライン眺めているよりは能動的な感じがあるし、みんなかわいいし、見たくなるのも分かる。

私はシスタークレアさんと潤羽るしあさんが好きです。あとししろんすこ。すこだ。みんな幸せに生きてくれ。頼む。

あとストリーミング界隈という意味では、Detonatorの人たちの配信・動画をTwitchとかYouTubeとかで見るようになりました。上手い人のプレイって見ていて楽しいよね、というのは分かっていたんですが、そこにゲームプレイに対するクソ面白い反応が加わるとこんなに面白くなるんだなって感動していました。

一方、反省点もあって、正直YouTubeに時間使いすぎたな、というのが反省点です。この結果アニメもゲームも接する時間が明確に減っちゃった気がしていて、正直今年のエンタメ振り返りしたときに接した本数が少なすぎてちょっと引いていました。来年はもう少し減らしたい。


Oculus Quest 2(VRゲーム、VRChat)

相変わらずそんなにゲームしないんだけど、それでもこいつの購入は強烈だった。すごかった。自分のVR元年は完全に今年でした。

PC無しですぐVRゲームが遊べる手軽さももちろん最高だったんだけど、VRゲーム自体が凄く新鮮で楽しかった。体を動かしてゲームするのとかやる気しなさそうだなって思ってたんですが、いざやってみると意外と嫌いじゃないことに気づいたのがびっくり。あとVRChatにもようやく手を出すことができました。まだまだVRは面白いことたくさんありそうでわくわくしております。これからも楽しみ。


少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド

はい、レヴュースタァライトです。アニメがそもそも大好きで、外連味もりもりの演出と女の子同士の意地のぶつかり合いという大好物が詰まった一本で、アニメきっかけで舞台も見に行く程度には好きだった作品だったので、当然劇場版も視聴。あらすじとしては、トップスターを目指す舞台少女が精神世界?かなにかの中で行われるきゅうべぇ見たいなキリンが実施しているオーディションの中で戦うみたいな話です。こんな内容ですが大体合っています。上に上がるために同級の女の子同士が剣でバチバチやり合うというのが見たい人は絶対に見てください。絶対に。

ぶっちゃけた話をしてしまうと、好きだったのに本編を完全に忘れて見に行っていて、あとでこれが新規カットそれほど入っていないことに気づいてビビり散らした一本でした。そもそものポテンシャルが劇場版クオリティであったものをスクリーンに映すと人間は錯覚を起すんだな、という謎の学びがありました。

当然、新規に追加した部分も最高で、特に最後の最後の続編へ繋がる数分間はアニメを見てニコニコしていたファンたちにある種絶望をたたきつけるかのような展開で、映画館出るときに「うそやん。。。」とつぶやいてたのを憶えています。今年続編やるとのことなので、もう一回見てから続編見に行きたいですね。


イコライザー

今年ほんと映画見なさすぎたなぁ、と思い今月に入ってから映画を10本ぐらい見ているのですが、その中でもとびきり好きだった一本がこいつ。デンゼルワシントン演じるホームセンターの優しそうなおっちゃんが実は元CIA工作員で、なめてかかってきたロシアンマフィアを片っ端からボコボコにする映画。これほど胸がすくアクション映画というのもなかなかない気がしています。

私のアクション映画の評価軸の一つに「アクションがどれだけ分かりやすいか」というのがあるのですが、その点この映画は100点です。何が起きているのか分かりやすく、なおかつかっこよくあり、素晴らしい。一番最後の戦闘シーンは場所といい的の殺し方といい「分かってらっしゃる~~」の連続。最後に登場するデンゼルワシントンがかっこよすぎて5回ぐらい戻して再生し直しました。

Netflixで見ると吹き替えが大塚明夫さんなのも素晴らしい。これだけでみたくなっちゃう。年末のお供に是非。


テネット TENET

今年劇場で見た数少ない映画の中でも間違いなく一番好きだったのはこれです。みーんなTwitterですげーすげーっていうし、まぁクリストファーノーランだったら見に行かんとなぁ、どうせならIMAXで見たいしなぁ、と、コロナ禍で気が進まない中でも劇場に足を運んだら、大正解過ぎて腰抜かして感動した一本。お話の内容は決して分かりやすくはないものの、逆行する世界の動き見ているだけでもうカツ丼食べまくった後のお腹いっぱいの満足感。後から解説記事で「実はそのカツ、イベリコ豚なんですよ」みたいな後から気づくびっくりポイントも多々あり、何度も楽しみたい一本でした。映画やっている間にもう一回映画館行っておけば良かったな、とちょっと後悔しています。

ちなみに一度見た人は以下記事で爆笑できるのでおすすめです。

https://www.jigowatt121.com/entry/2020/09/27/175651


マルコと銀河竜

「怪作」という言葉で表すのが一番正しい気がする一本。なんなんだろうこれは。

一応ノベルゲームという文脈にあるんだけど、途中で急にアニメが挟まるわ、CGがむちゃくちゃ高頻度で差し替わるわ、とにかく普通のノベルゲームよりをリッチに持って行き続けたらできあがる何か、という一本。

1プレイ終わるまでにだいたい6時間程度でプレイし終わるので、正直コスパは相当悪い方だし、お話としてはスペースオペラ?なんだけどそのわりに日本に染まりすぎている気もする。とまぁ、こう、いろいろツッコミどころはたくさんあるんだけど、そんなことがどうでも良くなるぐらいに繰り広げられるハイテンポのギャグ、世界観設定、非常食、とにかく新鮮な体験でわりとどうでも良くなります。しかも最後ほんと自分でもひくほど泣きました。

体験という意味で本当に新しいなにかで、良さとか楽しさとか、多分もっと上の作品は思い出したらあるのかもしれないけど、この独特の謎すぎるプレイ体験と狂気的な執念を感じるクオリティで、短いながらも強烈な印象を与えてくれた一本として選出したいです。

以下を見て、ピンと来た人はぜひ購入をお考えください。このOPの飢餓と宝玉はそうとう良い曲です。プレイ中ちょいちょいかかりますが、毎回分かっているタイミングでかかります。最高です。

Steamでも売ってるので、セール待つのもありかもしれないです。おま値だけどね。


聞いて良かった曲

今年のエンタメを振り返って分かったのは、私はひたすら音楽ばかり聴いていたのだな、と。改めて振り返ると、Music Unirty 2020を経てからおそらくほぼ毎日Spotifyを使っていましたし、アニソンDJを聞く度にShazamで曲を検索してプレイリストにぶち込んでいました。ので、以下では聞いて良かった曲リストを紹介します。

結構選んだのですが、厳選してもSpotifyのプレイリストにだいたい50曲ぐらい入ってしまいました。どうせならとセットリストっぽく並べてあるので、ざっと眺めて趣味が合う人は多分聞いていると幸せになれると思います。

上記にいれられなかったもの(だいたいアイマス曲)や、特に思い入れがある曲について以下で紹介します。

ネオンライト

Music Unityで出逢い、週に1回はかならずきいていたんじゃないかってぐらいヘビロテした一曲です。自分のなかで2020年を代表する一曲だったと思います。軽妙、キャッチー、サックスで殴られる感じ、大好きです。星宮ととつながりで、まだSpotify入っていなかったと思いますが、以下LOW BIT FANTASYも大変オススメです。

ゲームネタオマージュ祭りでありつつ星宮ととっぽい世界観ももりもり。中毒性高し。ハンバーグカレーを聞きたいと思うそこのあなたにおすすめです。

ペトリコールを渡って(Prod. Aiobahn)

電音部ぅ?バンナムの新IPィ?VTuberが声優ぅ?ははぁ、そういう時代になってきましたか、と思ったのが今年の序盤。

そこからVTuberを見始めて、あれよあれよという間にYouTubeに入り浸るようになっていったんですが、そうは言いつつも「歌にはそんな期待しちゃだめよな」という思考がどこかにありました。が、それを全部ぶっ壊してくれたのがこれ。黙って聞いてくれ。キャラクターソングとしての雰囲気は真っ暗のはずなのに、どこか明るさを感じる曲調、そしてシスタークレアさんの歌声、この声が、ヤバい。なめてかかっていてすみませんでした。いや、わりとクレアさん好きだから、贔屓目は入っているかもしれないんだけど、それでもこれは本当によいので聞いてくれ。サビのメロディー、間奏、全部殴ってきます。

いつだって僕らは

今年一番アイマス曲でビビり散らしたのはこの曲。ユニット曲はそれぞれのユニットの色が文字通り出る曲が多いと思うのだけれど、その点この曲はちゃんと透明な曲で、はじめて聞いたときによく分からないけど少し泣きそうになりました。

Glow Map

個人的な意見ですが。

最近のアイドルマスターの全体曲は良くも悪くも「みんな全体曲聞き飽きたっしょ、こういうのどうっすか」という文脈でつくられた曲調の曲が多くてですね。もちろんそう言うのも大好物ではあるんですが、一方でやっぱり元祖というか源流というか、そういうものを求めたくなる瞬間もあって、そのときに聞いたGlow Mapは本当に染み渡る良さがありました。アイドルマスターはこうです、ということを再定義して作られた一曲、という感じがします。その点、ふつうなら「なんどでも笑おう」を選ぶ方がいいかもと思うんですが、なんだかあっちは行儀が良すぎる気がしていて、僕はGlow Mapの方がすきです。

正直ミリオンライブ!に対する熱量は最近かなり冷めてきてしまっているんですが、改めてこの曲を聞くとやっぱり今一番本来のアイドルマスターをやっているタイトルはミリオンライブ!もとい765プロなんだなぁと思います。

OTAHENアンセム

公開当初からTwitterでお気持ち表明の嵐が巻きおこった激やばな一曲ですが、アイドルを表現するためなら炎上覚悟でソロ曲を実装するというシンデレラガールズの覚悟を感じた一曲でした。アイドルマスターではあるが、アイドルマスターそのものではなくシンデレラガールズなんだという意志を感じます。僕はこういうのが見たくてシンデレラガールズ見ているみたいなところがあるので、これからも炎上してほしいです。


というわけで、2020年出逢って良かったエンタメ2020年でした。音楽ばっかりになってしまったのが本当に今年の反省です。自分としては凄く充実していたし、新しい発見もたくさんあった一年だったんですが、メディア自体を偏らせなくてもよかったなぁ、と反省しています。来年はもっと映像作品もみたいし、ゲームも遊びたいですね。

長々お付き合いいただきありがとうございました。本年もよろしくおねがいいたします。


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