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ねがいごと

今日は七夕の日。
改めて七夕とはとググってみると、織姫と彦星が恋に落ちて結ばれたのち、結婚したら2人共遊んでばかりで仕事を放棄、織姫の父親(神様)が憤慨して2人を引き離すけど、あまりにも悲しんでいる2人に見兼ねて、ちゃんと仕事をするならば年に一度だけ会わせてやろう、という条件付きで快諾、その後2人は年に一度だけ会うため仕事をがんばりました、というお話しらしい。
神様、懐が深すぎる、さすが神様だ。年に一度というのは厳しいところがあるけども、普通だったら、ぼくらのような普通の一般人の親であれば、あんな男と二度と会わせるか!堕落したのも奴のせいだろう!プンプン!といった具合に、こういう状況になってしまったのも男のせい、みたいな感じで決めつけて完璧に引き離すということになりかねない。もしかしたら、そんなことも織姫は言われたりしたのかもしれない。そこを、織姫がちゃんと父親に正直に話したりもしたのだろうと思う。いい親子関係だなあ。悩みに悩み抜かれた神様は、ちゃんと働くことを条件に2人を会わせることをお決めになったのだろう。
または、こんなことするパパ嫌い!と言われて、オドオドオドオドしてしまっての決断だったのだろうか。そこら辺の詳細は後世まで伝わっていないけれども、どういった物語があったのか、気になるところだ。
まあ、ぼくは結婚もしていないし娘もいないので、神様のお気持ちはわかりかねるけれども。というか、どういう状況であっても、神様のお気持ちはわかりかねるけれども。

8月の頭に、毎年阿佐ヶ谷ではパールセンターで七夕まつりが開催される。パールセンターのアーケード街の天井に手作りのハリボテがいくつも飾られる。地元の小学生やお店の方たちが拵えたものだろう。その年、話題になった人物やキャラクターなんかが飾られていて、それを観にたくさんの人たちがやってくる。トランプ大統領が就任した年のハリボテがおもしろかった記憶がある。
こんなご時世なので、昨年、そして今年も中止になってしまった。
人混みのなかを歩くのが嫌なので、夜中、誰もいなくなった商店街を歩いて見物した。毎年ではなかったけど、思いついたときにふらっと歩いて見に行っていた。飲み過ぎてぶっ倒れてる人がちらほらといた光景が懐かしい。

また緊急事態宣言が発出されるのだろう。また飲食店はアルコールの提供が中止になるのだろう。
緊急事態宣言が降り注ぎすぎて、緊急事態宣言の事態の重さがもうわからなくなってきている。戦争が起こりかねないとか、災害でヤバい状況だとか、そういうイメージがあるし、実際にそれに匹敵するくらいとんでもない状況なのかもしれないけれども、なんかもう、という印象しかない。だからといって、開き直ったような行動をするわけではないけれども。
緊急事態宣言下のオリンピック開催。なんかもう、という印象しかない。100年後の日本史の教科書の近現代史の章に載ってもおかしくないだろう。
オリンピック開催中、交通規制とかがあって、ぼくの仕事に影響が出ること確実なので、やっかいなことしかない。ユーツだ。

ぼくは2人に何を願おうか。
みんな幸せに生活できますように。
と願おう。みんな、というのはぼくの周りにいる人。世界中がとか、日本中がとか、分母が大きくなると2人も対処できないだろうから、身近な人たちだけは元気で幸せに生活してほしいので、ささやかな願いだ。
笹だけに…。

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