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師走

師走。師、走る。走る、師。走らないと間に合わない。奔走している。それにしても師、変な走り方だな。肩が上がってる。腕の振り方もおかしいぞ。頭も少し傾いている。谷口か。そういえば、師の走るところみたのはじめてだな。師、走る。走る、師。うわ、あいつ師の走り方みて笑っただろ。師、笑われてる。笑われてる、師。師に言った方がよいのか。師、走り方変ですよって。いや、言えない。でも言った方がいいよな。いや、言えないよ。師に指摘なんてできない。言い方かな。変ですよって直球で言ってしまうと否定してるみたいだしな。なんて言えばいいのかな。難しいな。友達に相談してる暇もない。ぼくだって走っているのだ。師走。師、走る。走る、師。なんて言えばいいのかな。と考えてるうちにもう年の瀬。佳境。師は変な走り方のままフゥフゥと呼吸を整えながらクールダウンの段階に入っている。来年また折をみてこのことをお伝えしよう。

12月があっという間に過ぎ去っていこうとしている。

先週末に前から欲しかった革靴とセーターを保護した。いい買い物ができた。

仕事で履いている革靴が、表面の革がひび割れてきたり一部革が捲れてしまった状態のボロになってしまった。ここ一年半くらいは定期的に手入れを欠かさずしていたのだが、それ以前の数年はほぼ手入れをしていなかったことも寿命を縮めてしまった原因だろう。先月くらいから革靴を探していたのだが、BERWICKというスペインのメーカーを見つけた。先週末に有楽町駅の近くにある直営店に足を運んだ。ローファータイプにするか紐タイプにするか迷ったりしたのだけれども、試着を重ねて上記の3680という品番の革靴にした。履き心地もよくて、見た目もかっこいい。スペイン革のブーツ。早速今週履いてみたけど、履き皺も入ってきていい感じだ。大事に履いていこうと思う。

そして、ラルフローレンのセーター。先月、池袋でレコードなどを買った帰りに、ふらっと西武に入ってウィンドウショッピングをした。レコードで散財していたので二千円くらいしか手持ちがなくまったく買い物をする気はなかったのだが、なんとなくラルフローレンのお店に入ってこんなものがあるのかみたいな顔で店内を歩いていたところ、帰り際に目に飛び込んできたのがこのセーターだった。なんてかわいいセーターなの、と目を輝かせて手に取った。触り心地もやさしくていい感じ。おいくらなのでしょう、とタグを見て、そっと元の場所に戻した。これは大変なものと出会ってしまった、と思った。それから悶々とした日々が続いた。別にこれを買わなくてもいいし、その分をなにか別のなにかに使えば有意義な生活を送れるぞ、とかなんとか考えながら、何度かラルフローレンの店舗に行ったりを週末になると繰り返ししていた。先週末に新宿の高島屋にある店舗に行って、はじめて試着をした。一度着てしまったら最後。着心地もやさしくてあたたかい。最高だった。決死の覚悟で保護した。

そうだ、今月のはじめにシャトルノーツのオクスフォードシャツも保護したのだった。基本的に店舗販売はしておらず通販でしか手に入れられないことを知った。試着できるお店が学芸大学駅近くのセレクトショップにあることをサイトをみて知るが、そのお店が平日の12:00〜18:00までの営業で、いまの仕事をしている限り一生行けないなと、やはり試着しないとわからないしなあ、などと諦めていたところ、それを見ていた週の土日に営業することを知った。これは行かねばとお店に足を運んだ。お店の方とお話しをしたら、土日にお店をあけるのは数年振りとのこと。なんというタイミングだと思った。

買い物ばかりしている。買い物ブギ。来年は貯金をしよう。

よいお年を!

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