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1年


気がつけばゴールデンウィークが終わっていたし、気がつけばnoteを更新しはじめてから1年が経っていた。なにもかも気がつかないと通りすぎてしまう。しかし気がついたとて何かが起こるわけでも変わるわけでもない。ただ気がついたというそれだけの話だ。

ゴールデンウィークは、初日に浜松へ行って双葉双一のライブに数曲参加させて貰い、よれよれのギターを披露した。双葉双一の今後の活動に悪い意味での影響を及ぼさないことを切に願うばかりだ。
前にも書いたかもしれないが、偉そうなことを言うと双葉双一の歌のイメージを良い意味で膨らませたり変えたり壊したりできたら…と思って参加させてもらっている。ただ、引き出しがかなり少ないので、そんなことができているのか、悪い影響を及ぼしていないか、ということだけが気がかりだ。双葉双一は20年以上1人で活動してきたシンガーソングライターだ。途中、バンド形態での活動もしていたが、基本的には1人で活動している。浜松に行ってほぼ満席の会場を目の当たりにして実感として思った。今まで何十年もかけて積み上げてきたものを、わけのわからんアマチュアの中年男性が突然現れてギャンギャンよれよれギターを弾いても、別にそれはいいよ、と思われても仕方のない話だし、そんなことで、もうライブとか行きたくないな、なんて思われてしまったらなんの為にやっているのかわからない。「良かったよ!」とかいう声は届いたとしても、そういう悪い声はあまり直接届くものではないので。というネガティブなことばかりが浮かぶし、実際ほんとにそう考えている。ぼくよりギターを弾ける人なんてたくさんいて、というか割合的にもそっちの人の方が多いのでいつクビになってもおかしくないのだが、じぶんが客として観に行ったときに、なんか引っかかるようなギターが弾けたらいいな、と思う。少しずつレパートリーも増やしていけたら、と、ポジティブなことも考えている。

翌日、浜松から自宅に夕方頃戻って、その日の夜は阿佐ヶ谷の天竜に飲みに行った。年明けに行って以来だったので久しぶりだった。もはやぼくのなかで阿佐ヶ谷のオアシスだ。年明け、メニューからなくなっていたじゃがバターが復活していたので注文した。

これがめちゃ美味なので、阿佐ヶ谷に訪れた際は是非足を運んでみるといいですよ。

その翌日からはあまりちゃんと覚えていないけど、古着屋さんに行ったりレコード屋さんに行ったりしていた。
古着屋さんは代々木八幡の放課後の思い出というお店に行ってきた。昨年の秋頃だったか、代々木八幡のパン屋さんへ行く道すがら見つけたお店で、そのときはまだオープン前だったので中に入れなかったんだけど、店名とディスプレイされていた服が気になって調べてinstagramだけフォローした。気になった服がupしていたのではじめて足を運んだ。何着か試着させてもらったのだけれども、ピンときた半袖シャツを保護。今年の夏はいっぱい着るぞ。
あとは高円寺のhurry upというお店。ここは昨年からちょくちょく足を運んでいる。ポロシャツが欲しいなあと思っていたところに、いい感じのポロのポロシャツを見つけて保護した。ぼくが着るとお洒落な感じはまったくなく、休日のお父さんみたいな感じになってしまうが、それはそれでいいのだ。これも今年の夏にいっぱい着よう。
レコードは、下北沢のpink moon recordsへ『恋人たちが眠ったあとに唄う歌』を保護。そういえば、昨年のゴールデンウィークも『旧市街地より』のレコードを買いに行ったな。ゴールデンウィークの風物詩になるのかな。

そして、神保町シアターへ『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』を観に行ってきた。一度観に行こうと思い現地に行ったら完売の貼り紙があって帰った日があった。白目になって雷が落ちて渦の中へ消えていく、みたいなちびまる子ちゃん的描写でいうとそんな感じだった。マジかよ、と。そんなこともあって別日にやっと観ることができた。何年か前も観に行こうかなと思っていたんだけど、いつの間にか終わっていた。元々映画をたくさん観るタイプではないので、前回映画館に行ったのが2020年1月にパラサイトを観に行って以来だった。

大瀧詠一の「1969年のドラッグレース」とか、たまの「星を食べる」とかよかったな。笠置シヅ子の「買い物ブギ」のところ、めちゃ笑ってしまったのだけれども、周りはぜんぜん笑ってなくてめちゃ恥ずかしい、みたいなよくある映画館体験も久しぶりに味わえておもしろかった。

それ以外は基本的に部屋でぼーっとしていることが多かったゴールデンウィークだ。最終日はご飯とお風呂以外はほぼ布団の中にいた。

1年経ったけどこれといって何かが変わるわけでもない。このnoteがハリウッドで実写映画化されるまでは続けようと思う。これからも、暇潰しに、よろしくお願い致します。

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