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他にはないコミュニケーションの質が生活に違いを生む

枝廣くるみ / Kurumi Edahiro
ー はぐくむハウスに住もうと思ったきっかけを教えてください。

きっかけは、大阪で新しくはぐくむハウスが立ち上がると聞いた瞬間にいいなって思った。その理由の一つは、私の課題として、日常の習慣が崩れがちというのがあって、そこへの意識が高い人と一緒に暮らすというのが、自分の理想に向かっていけると思った。感情ややる気がうまくコントロールできない時があるけど、話を聞いてくれる人が近くにいたら、その日あったことでモヤモヤしていることがあっても切り替えられたりとか、常にフラットな状態で前を向いて、今に集中できる環境なのかなと思った。

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もう一つの理由は、はぐくむハウスに住むことによって、LIFE DESIGN SCHOOL(以下LDS)の中でのコミュニケーションが日常に広がって、より成長できるんだろうなっていうワクワクがあったから。
LDSのコミュニケーションは、否定されない、本音で話す、その人の中にどんな考えがあるのか、どうしていきたいかを問うコーチング的な関わり、一人一人がその場の一員として主体的に関わっていく。その中では、常に自分を晒すし、挑戦し続ける環境だからこそ、ストレッチングではあるけど、自分をあえてそういう場所に置くことで、成長できると思った。

生活のなかではぐくむ深い関係性

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ー はぐくむハウスに住んでもっともよかったことを教えてください。

私は、以前別のシェアハウスに住んでいたんですが、挨拶はするけど、本当に”ただ同じ空間に住んでいるだけ”という感じでした。それに対して、はぐくむハウスには表面上の付き合いじゃなくて、本気で関わりあいたいと思える家族のような存在がいます。

もちろん、最初からそうだったわけではなくて、毎週の家族会議(日曜日の夜に対話をする)でたくさん対話する中で、自己開示をして、それを受け止めて、安心安全の居場所を作る。時には相手のことを思って本音を言い合う。そんな中で、自分を発見し、他人を理解するうちに、だんだんとそういう関係性ができてきます。

みんな、根本的に、コミュニケーションが大事だと思っているんです。些細なことでも、何か起きた時に、対話でお互いのことを理解していく姿勢がある。人に興味関心があるし、もっと自分の人間性を磨きたいと思っている人たちだからこそ、シェアハウスを居心地がよくて楽しい場所だけではなく、自分を高める場所として捉える姿勢があります。

もっと自分の人間性を磨きたいと思っている人たちだからこそ、何か起きた時の思考のベクトルが自分に向いているからそういうコミュニケーションができるんだと思います。一緒に暮らす中で、人から指摘されたり、ポジティブじゃない意見を言われたりしても、それを恨むのではなくて、自分にとってそれはどういう意味を持つのか、振り返る材料にできる思考を持っている人たちが集まっています。

循環する温かさ

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そんな関係性ができたからこそ、お互い思いやる優しさ、利他精神、ハウスに対する主体性がすごく高まっている。みんなでご飯を作るし、シェアする。次の日は別の人が作ってシェアする。お皿洗いを勝手にしてくれていたりとか、嫌々ではなくてお互いが思いやりでやっている。それに対して感謝を伝え合って、みんなが気持ちよく過ごしていることが多い。いまだに掃除のルールが決まっていないけど、めっちゃシェアハウスが綺麗なんですよ。シェアハウスアワードを開催したら、掃除ルール設けてない部門で優勝すると思う(笑)。

みんなでやるという文化があって、誰かがみんなのご飯を作ってくれている時に、ご飯作ってない人は手伝いしたり、お皿洗いをしたり、どこかを掃除し始めたり。それが家族だなという感じがしてすごく好きです。

思いやりという部分で感動したのは、部屋に籠もって出てこない人がいる時に、みんな心配すること。大丈夫かな、なんかあったのかな?って。降りてきたくなったら降りてくるでしょっていう結論にはなったけど、そのプロセスが家族っぽい。風邪ひいた時も、定期的に様子をみにきてくれた。買い出し行ってくれて、ご飯もおかゆを手作りしてくれて。総勢何人もの人が風邪に携わってくれた。それがとても温かかった。

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人と関わり合って生きる喜びを

ー 最後に、どんな人におすすめしたいですか?
もっと人と深く関わりたいと思っている人におすすめしたいです。対話の時間がたくさんあって、場の中で自己開示をしていくことによって、その場に対する心理的安全性が高まって、本音が言えるようになったり、ハウスのみんなとより良い関係性を気付けるようになります。相手への思いやりもたくさん芽生えます。

はぐくむハウスはただ住む場所ではなく、人と関わり合いながらお互いに磨き合いをする場所です。その場の一員として主体的に関わっていくことで、自分自身もハウスや一緒に住んでいるメンバーに影響を与えていることが感じられると思います。


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