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小樽百鬼夜想曲 肆

第4章 観光 ~わたつみ編~

2024年8月23日~25日
人生初、北海道•小樽へ
音楽と魂の旅路の記録である


朝の諸々 出発

8/24
6:40
鳥が鳴いている
甲高い 聞き覚えある声だ
オロロン鳥ではなくヒヨドリだろう

明るい どうやら朝らしい 
ずいぶんしっかりと休めたようだ
オーナーさんはリビングに来ていた
事務仕事をしているのかな 軽く挨拶をする

私は朝ごはん買い出しついでに
洗濯乾燥しようと、荷をまとめて宿を出る

玄関先のベンチに「モモ」が鎮座している
相変わらずおとなしい

階段を下りて坂を下り
交差点のコンビニへ

オレンジの鳥

北海道で最もメジャーと謳われる
日本で現状、最も古いコンビニチェーン
セイコーマート 本社は札幌
コンビニ黎明期、津々浦々の僻地にも
良質な食品など届けたいとの経営思想で展開
昔々、故郷にも出店してたのは
そのせいなんじゃないかなと思う
思い返せば確かにローソンだとか
セブンイレブンが出店するよりも先にあったな
あと実家近くにあったコンビニはホットスパー

地方限定の商品ラインナップが
新鮮に目に写る
メロン系とか乳製品が目立つ
夏だからかトウモロコシもある

守「やっぱり生えてるのぉ…トウモロコシ」

生えてはいませんよ
冷凍庫に入ってるんです

コーヒー牛乳とあんパンをかごに入れる
レジ横にクロワッサンが並んでる
とっても美味しそうで 手に取るとまだ温かい
出来立てのようなので買ってみる

期待、高まる

洗濯物を乾かそうと
クリーニング店に立ち寄るが
店内は飲食禁止だったので
一旦、宿に戻りベッドスペースで陰干し

すぐに朝食でも良かったのだが
思いのほか昨日の晩御飯が
胃に残っている様子
あまり食欲がわかない
お酒も濃いめだったしなぁ…
体を動かせば腹も減るだろうか

そうだ、朝食は景色の良いところがいいな

ふと、そんな風に思ったがため
食事にありつけるのは、だいぶ先となる

出発の準備を始める
銭湯に入る用意、着替え
タオルと財布くらいの軽装で
勿論、ライトは置いてく

今日は一日、小樽市内をまわって行こう

昨晩2件目に入った神仏湯温泉は
12:30には開くようだが
銭湯が営業始めるのは
どこもだいたい14時くらいからである
最終日に予定している朝日湯
ネットの情報では日曜のみ6時に開くらしい

ざっくりとした予定は
午後から2件、銭湯に寄り
一度宿に戻ってから、ライブに行く計画
なので 朝から昼過ぎまでは自由が利く


のんびりしていたら7:30である
しかし今からでも、かなりの時間がある


よし、最初に行先を決めよう
水族館方面も景勝地らしいので
まずは、海方面へ行ってみようかな

時間も体力も持たないのは明らかなので
本日の移動手段は「バス」一択
事前調べでは、夏の期間限定で
1日乗り放題バスチケット
「1日乗車券」なるものがある


まずはチケットをゲットせねば
販売場所は小樽駅前のバスターミナル
小樽駅に行く道すがら、水天宮へ寄りたい
まだ、ご挨拶をしていないからね



水天宮

7:50
準備ができて、昨日と同じように
階段を降り右へ行く
すこし上れば右手に大きな鳥居が現れる

ここから境内へ
入ってすぐ道の左に教会があった

なんとも不思議な気持ちになる
信仰は赦す気持ちに寄り添う、とは言え
神様同士がこんなにご近所さんで仲良しなのは
とても平和なことだな
しみじみと感じる

坂を上っていく
西から北にかけて山なみが広がっている
天狗山からぐるっと北に目をやる

道はすぐに教会の屋根の高さを越える
見覚えのある建築物が…
あれは旭展望台ではないか?
こうして見ると 本当に山の上である
よく行ったな…

守「夜景見たいなんて言って、すまんの」

しょぼんとしているのは朝が理由と言うより
まちぼうけさせた件がだいぶ堪えているようだ

監「私も行くの止めませんでしたし
  スマホ見てなかったせいですから」

煩「ほんとそれ」

監「心から反省して?」

次はちゃんと計画しましょうね
などと言いつつも今日の予定だって
存外にガバガバである

社のある頂上へ着く

広場がパカッと開けていて空が広い
狛犬が凛として並んでいる
水天宮 本殿

広い参道の石畳はとても古びていた
天からの恩恵も災禍も
遮るものなく受け入れてきたのだろう
多くの箇所で割れたり欠けたり
草が生えたりしている
しかしーそれがむしろ
古の神殿の風情に思えて、実に趣深い

夏の緑が美しい庭園のようだな
狛犬たちの白が眩しい

社に手を合わせ
二礼二拍一礼
心静かに…

スピリチュアルは嫌いじゃなかったのか
というご指摘、ごもっともな話だが

礼儀を尽くすことや
先人たちへ敬意をはらうことは
行動原理からなくなりはしない

身についたものだし、それを
大切にしたい気持ちも無くならない 

何を祈り願ったかは秘密だ


外人坂

8:05
地図を確認すると
東に道があり抜けられるようだ
下りはこちらへ行ってみよう

随分と草の生い茂った階段だ
それに、だいぶ急
朝の鈍色の石狩湾を望む

先ほど上ってきた参道は
丘を巻くような道だったのに対し
こちらの階段は海方面へ一直線

雲はあるが港の海面がキラキラしている
足元に気をつけつつ下る

下りきると住宅街 左へ曲がる
時計反対回りに丘をぐるりと進む
途中、史跡や邸宅の案内がある

小樽の街が歩んできた歴史を感じられる
守られていることは 何より
人情味があって良い


アーケード

8:19
丘を下り終え、駅方面へ 街並みが変わる
高い天井に覆われた アーケード地帯となる 道幅がとても広い

かまぼこ状の天窓
降雪あっても光が入りそう

午前中であって かつ時間が早いからか
どの店舗も開店前の様子である

道すがら、往年の大スター
石原裕次郎さんの写真がズラリ
歴代の映画ポスターなどが掲示されている
7年くらい前まで 小樽市内には
石原裕次郎記念館なるものがあったと聞く
今ではもう解体したようだ

通りに抜けて振り返れば
「サンモール商店街」とあった

駅はまだ少し先 少し歩くと
もう一本内陸側にもアーケードが
見上げると「小樽都通り」とある
こちらのアーケード街も静かなものだった

アーケードの通りは海岸線に対して
平行に延びている 地形的な理由からだろう
坂道にならず平らで、雪の多い時にも
屋根があるから安心して買い物できる
実に理にかなった都市計画だ…

…などと空想の域を出ないのに
1人で感心してみせる

大事にしたいのは
正しいかを思案するのではなく
納得のいくアイデアに気付けるか

教えてくれる人がいない時には
自己の中で、物事の理由についてあれこれと
可能性や考えを巡らせてみる

正確性、確実性は乏しいものの
それをしていくこと自体は自由だし
なにより退屈しない

それが正解か事実かどうかなんかは
さして問題ではない
論拠を必要としないのは
自由な思考をする時の醍醐味である


アーケードは駅前の大通りに抜ける
左折すると、もう駅は見えていた





小樽駅前ターミナル


水族館に入る予定はないが
イルカは無事出産したらしい めでたい

8:30
駅に向かって左手前にあるバスの発着場
券売機の前にて 私は途方に暮れていた

小樽市内を走るバス会社は、中央バス
各路線、片道240円で方々へ行けるのだが
買い求めたいのは「1日乗車券」
価格は大人800円、子ども400円
夏季限定のチケットである

券売機のタッチパネルを操作する
確かにモニターには
「1日乗車券」の文字があるのだが
お金を入れても「現在発売休止中」と出る

困ったぞ…

悲壮感漂う表情で何度かトライしても
表示結果は同じである

守「情けない顔をするな、ほれポチっとな」

ちょ、押さないで

カシャン

軽い音と共に、240円の片道切符が出てくる

肩を落として券をとる
どうしたものか…待合室の椅子へ座る
うつむき、券を眺めつつ、考える


ショック受けてて 何言ってるか分かんない
いま見返しても ちょっと何言ってるか分かんない


今日 行きたい場所は最低でも4か所ある

1か所は小樽駅近辺だから除外するが
バスは小樽駅を起点にするため
3回は往復しなければならない

…つまりバスには
実質6回は乗車するから…
必要な運賃は240×6…で??
算数ができない

う~ん 出費辛い…

だいたいこの「1日乗車券」
夏季限定ではあっても
販売期間が終了したわけではない
案内は昨日も電車の中でも見たのだ


なのに販売していない?
おかしいではないか
販売枚数が捌けて
在庫ないなら仕方ないが
大ブームになっていて
売り切れるとも考えにくい(失礼)

どこかで、相談できたら…

うなだれるのをやめ、顔を上げる
待合室の入口近くにモニター画面がある
横にはインターホン ご丁寧に
マイクとスピーカーまで設置してあり
「バスセンター受付窓口」の文字


「渡りに船」とはこのことか
いや、バスだけども



これ幸いに インターホンを押してみる
モニターが明るくなって、ボヤ~っと
担当オペレーターの顔が映る
問いかける

私「すみません、一日乗車券ってどこで…」
購入できる場所を聞いてみる

担「一日乗車券は、券売機か窓口で…」
と、オペレーターは案内しかけ、訂正をする

担「あっ…失礼しました
  現在は窓口のみの販売となります」
私「窓口はどこにあるんですか?」
どうやらターミナル傍のビルにあるらしい


聞いてみて正解だ

ありがとう窓口


小樽駅前第一ビルの1階
入ってすぐに受付窓口はあった

使用する日付をスクラッチする
これで1日、小樽市内のバス乗り放題だ

無事「1日乗車券」をゲットできた
なんとバス利用促進事業の絡みで
500円で買えてしまった
先走った切符の払い戻しもできた

よし、順調 順調!

8:45
バスの発着所に戻るも
目的地へは数分前に出発した様子
次のバスまでは、20分くらいある

…順調とは?
まぁいいか 急ぐ旅でもない

適当に時間を潰したいが何かないか
周りを見回すと「市場」の文字が
ちょっと覗いてみよう

三角市場

駅方面からの入口は少しだけ高台

階段を上ると大通りに向かうように
斜めに緩い下り坂の路地が続いている

三角とは上からみた地形が由来だろう

市場のデルタ地帯
立ち入るとそこは別次元だった


通路の両脇に所せましと並ぶ店舗
海外の観光客であふれる路地
道幅は狭く 皆、牛歩の行進である

しかし店先にあるのは
どれも宝石のように輝いている
蟹、いくら、ホタテ… 怒涛の海の幸

いやぁ…素晴らしいな
うん、素晴らしいんだけど…
困ったぞ、ちょっと人が多すぎる
人酔いしてきた

これはいけない…すぐに出よう

100メートルもない市場の路地
海産物のパワーに当てられてしまった
ちょっとクラクラする

お土産を買うにも良さそうだったが
今買っても移動するのに困るし…
お土産買うのは夕方にしよう

退散して 大通りをバス停方面に戻る

通りの向こう側に自販機が見えた
これも情報を得ていたのだが
鶏料理店「小樽なると屋」の自販機である

北海道は鶏唐揚げ「ザンギ」が有名だが
「小樽なると屋」は若鶏半身揚げたやつが有名

小樽なると屋HPより

そして、なんとここでは
自販機でそれが買えちゃうのだ

…ちょっと考えた結果
これも購入を見送ることにした

まだ、お腹が空いていないのもあるし
それにちょっと人酔いもしている
これから乗るバスへ、匂い出るものを
持ち込むのもよろしくないしなぁ…

なにより、おいしいものは
万全の状態で食べたい


ターミナルに戻るとすぐ
海へ向かうバスが到着した


祝津(しゅくつ)にて

到着

9:35
駅前から20分ほど揺られ
小さな漁港町を通り過ぎると
バスは終点の水族館前へ到着する

若い子連れの家族や
海外からの観光客らが意気揚々と降車し
水族館方面へ向かっていく

晴れて良かった 空が広い
水族館はこの丘の上
寄りすぎて緑しか写っていない

水族館は丘の上
正面玄関の反対側、裏手はもっと高く
展望できる岬へ続く道が延びている

道を挟んで観覧車や乗り物のある 小さな遊技場があった

稼働しているようだが あまり賑わいはない

遠く水族館から 微かに歓声が聞こえる
どちらへも入場することなく
上りの道を歩いていく
バスから私と同じ様に歩く女性もいた
目的地は同じだろう

少しだけ私の方が歩くのが早く
女性を追い越してゆく

歩いてすぐに 観覧車は眼下へ



背の高い夏草と丘の先には 期待以上の風景が広がっていた


祝津パノラマ展望台

ここからの眺望は忘れ難い
息をのむ美しさ
灯台と鰊御殿
構造美と色合いの素晴らしさ

夏であっても爽やかな風が駆け抜ける岬より
洋上は観光の舟だろうか
白い波を立てながら突き進む

「完璧な景色…」

東方の遠く石狩湾対岸には
洋上風力発電の風車が浮かんでいる

よく見える

こんなに『見ること』が嬉しいとは

私の取り柄は目が良いところだが
視力が高くてこんなに嬉しいと思ったのは
存外初めてである


背筋が伸びる思いの景色に
しばし見惚れる


岬は北や西の景観も
それぞれに素晴らしい

北面

「トド岩」
観光客をのせたボートも見える
トドっぽさある

丁度良い位置に突出した岩礁
トドのようだから「トド岩」
実際ここには冬から春にかけて
トドが上陸するようだ

 

西面

ダイナミックな崖が広がる
荒々しくも壮観
隆起と崩落にて形成されたであろう岩肌
波の侵食と風化によって砕かれる地層
海中もよく見ると とても綺麗に澄んでいる

波打ち際まで降りていきたくもあったが
恐らく 登り返すことはできないだろう
岩肌は崩れやすいのか
ガレ地になっている所もみられる

南面

道路沿い、少し丘を上ったところに
高級そうな観光ホテルが鎮座している
日の出、日の入りは
きっと格別なんだろうな

来た道をただ戻るだけでは
なんとなしに味気ない

ぐるりとハイキングでもしよう
眺望を堪能した後
のんきに林道歩きを始める


ナイトウォークに懲りていないのか
止める人がいないのは 怖いものである



林道を抜けると 視界が開ける
今立っているのは 丘の稜線に近い場所


切り開かれた丘陵の谷間が良く見えた
現れたのは寺院と墓地だった


墓所

谷間の法面一帯は墓石群であった

10:05
日当たりのとても良い墓所は
静かな森に抱かれている

道は山間をぐるっと回る車道と
墓地の中を直進する下り坂に分岐している
車道はかなりの大回りである


「御免。ちょっとお邪魔しますね」

一礼して墓地の区画へ入る



お墓は故人を偲び
思い馳せる場所だと言われる

総じて、等しくそうなるもので
先人たちも また人であった

これから生きる人も、皆
いつかは 時を迎え 眠りにつく

墓石に名を刻むのは 記録のひとつ
まるで忘却されることを恐れるように
皆、名を刻んでいく


きっと守られたいのだろう


一般的にはそれが普通のこと 悲しいかな
この国では 例外こそ悪とする風潮が 部分的にも根深く残る

今なお私の数歩先を行く 呑気なこの人には
悪意も脅威も 微塵もないのに

問いかける
「何を」と言わずとも分かってしまう
幾度となく繰り返された会話

私「いい加減教えてくれませんか?」

守「アハハ、嫌じゃなァ」

カラカラと笑われる
都度都度、私は諦めることなく
彼女のようになれる方法を聞いている

けれども 意地悪そうに笑って
絶対に教えてはくれない


守「希死念慮の塊みたいな御主に教えたら
  すぐに真似するじゃろ?
  絶対に教えないから安心しろ」

まぁ確かにそうだな
この辺りはちゃんと守護霊らしい

彼女に 墓はない
記録に残る名前さえ与えられなかった
忘れろと周りは言った
だから覚えているのは私だけでいい
墓に名前がある者ばかりが人ではない


私「守られたいと思ったことは?」

守「わしが誰かから守られていたら
  誰が御主を守ってやれる?
  それに、わし、無敵じゃから」

私「帰りも飛行機ですが」

守「一回経験したから平気だもんね!」

墓所の急な直進の下り坂は終わる

「お騒がせしました」

墓所を振り返り一礼する
珍しく守護霊さんも隣で礼をしている
コンビ漫才師が高座を去る時のようだな
そんな風に感じる

道は迂回していた車道に突き当たる
海の方へ向かう

途中、バスの中からも見えたでっかい碑


遅い食事

遠くに岬 灯台と鰊御殿

10:25
2つ、3つバス停を通りすぎ
海が見える所まで戻ってきた
岬の上に灯台が見える

あの灯台は、昨日の夕方に
沿岸列車の中で見えたものだと
今更ながらに思う

立つ場所と時間で光景は変わる
それはとても美しくて心優しくなる
ありがたいものだとも思う

しかしずいぶん歩いた
流石に空腹を覚える

波止場が望める場所に立つ
赤い船舶誘導灯が見える
あそこの近くまで行って食べるか

しかし日陰がない
炎天下で食事は流石に辛い

となれば 反対方面…対岸はどうかな?


浜辺を少し歩く
砂浜ではなく角のとれた石の浜
大小入り乱れてコロコロしている
ちょっと歩きにくい

焚き火の跡がある
金網や食い散らかされた貝殻が
そのままに 勿論 人はいない
パリピたちの残穢に 悲しくなる

切ない気持ちをそこに置いて
もう少し進んだ崖の手前
この辺は影になっていて涼しい


さて、食事にしようか


腰を下ろした所からの視野 満点
綺麗な景色を残せるのは
スマホカメラのおかげ 文明の力
見る位置や角度が違うと 印象が変わる
沢山の人が身を寄せる 岬の風景
波止場の先には船が走る
水平線には洋上風力発電の風車群
観光船 岬の先には『青の洞窟』がある
食事前に着替える 上だけ汗だく


腰を下ろし トートをさぐる
買い出しのラインナップは追加なし
朝から変わらない

ちょっとだけ温くなったコーヒー牛乳と
丸い小ぶりのあんぱん
朝焼きたてだったクロワッサン

少し塩気のあるのが欲しかったな
そんなことを思いつつ
港を見ながら食べる

クロワッサンが段違いに美味しかった

セイコーマートのクロワッサン
風味、食感 群を抜く美味しさ


しばらく海をみていたが
通りすぎる時に確認していた
バスの時間まで間もなくとなり
移動した


潮風に別れ

10:50
祝津漁港入口

バス停には日陰がない…
通信機器の電波塔の影に助けられる

バスを待つ 出発は7分後

次の目的地へ行くためには
別路線のバスに乗らねばならない
そのためには 1度小樽駅まで戻るしかない

自家用車やレンタカーであれば
待ち時間はないだろうが
運転しなくてはならないから
ゆっくり景色を楽しめないだろう

けど「運転をする楽しみ」もあるか…

良し悪しは何にでもあるなぁ

スマホに納めた祝津の風景を見返す
美しい場所へ来訪できたのが嬉しくて
動くことを諦めず正解と感じる


バスが来る
潮風と別れる



今回はここまで


いらっしゃいませ
毎度おつきあいいただき
ありがとうございます


次回は やまつみ編
旭展望台より高いところへ行きます
守護霊さんが異常性を発揮します

銭湯へも行きたいな…
そこまで書け…ないかな…

じゃ、また



移動範囲バグ発生





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