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緊急事態宣言下の一人暮らしを助けてくれたもの

昨年の台風19号通過の夜と同様、3月下旬から今もまだ続く、私の外出自粛生活(出勤はこの間1回だけ。近所5キロ以内のジョギング、散歩、近所のスーパー、コンビニ、郵便局への外出のみ)を助けてくれたのは、手の届くところにあるつながりだった。

往復3分の下町フレンチのテイクアウトでも

超近所の下町フレンチレストラン「オ・ヌール」さんが営業を自粛せざるを得なくなってテイクアウトを始めてくれた。1人暮らしだといくら近所だと言っても1人でフレンチ、とはなかなかならないので有難いのだが、その情報をまたまた私の大家さんでもありほとんど「尾久ノコンシェルジュ」と化しているエミさん(やっとしっくりくる呼び方が私の中で定着した。笑)が伝えてくれたわけである。あっという間の時間だったけれど、オンラインではない普通の対人コミュニケーションに飢えていた私にはほんとうに有難かった。そして美味しかった!その後は1人でも利用できるようにもなりました←ここ大事!)。しかし私は写真撮るの下手なのでエミさんの素敵なインスタでご覧ください!

お天気の良い日の都電沿い散歩

またある日、都電沿いの「台湾茶専門店沁涼茶品」さんが台湾B級グルメなお弁当を曜日限定?な感じで出しているのだが、「買いそびれた!次のお弁当の日、一緒に行きませんか?」とまた誘ってもらえた。トダビューハイツからは歩くと片道10分くらいなので、往路も注文したお弁当用意してもらう間もちょっと回り道した復路もしゃべり倒したーーーwwwどれだけ普通に人としゃべりたかったんだ、という勢いで。この日は天気もよくて「マスク暑いねー」と言いながら、仕事のこととかこの辺だとどこの婦人科がいいかとかほんとたっぷり♡そしてこの巣ごもり中に実は1度発熱した私。「でも熱出てもなんか怖くて誰にも言えないし不安だったー」と話したら「看病行きますよ!」と言ってくれるわけです。涙出そうでした。笑。だって私と同じように都内で一人暮らしでコロナ疑いで苦しい人のブログとか読みながら、私もこうなるのかなーという恐怖を漠然と感じていたから。

伝えて育てて幸せ感はふくらむ

東京の緊急事態宣言解除がそろそろかとなってきた日曜の昼下がり、「あらあむ座談会」というオンラインイベントに、これまたエミさんから誘ってもらった。このイベントは「したまち、あらかわの暮らしを掘り起こし、人のつながりを“編む”取り組み」で、私が参加したのは第3回。毎回お2人が素敵なあらかわの暮らしのあれこれをご紹介されている模様。そこでエミさん、大家そしてデザイナーとして町とどんな風に関わっているかお話しされたのですが、私のことも紹介してくれました♡私も「トダビューラッキー」がありがたくてnoteに書いたり直接伝えたりしていて、それをエミさんもちゃんと受け取ってくれて。

ありがとうとかうれしいとかは思っているだけだとそのままか、もしくは小さくなって消えちゃう気がしていて、ちゃんと言葉にして伝えたら大きく温かく育つのじゃないかと思っている。まあ照れずに言葉にして伝えられるようになったのは歳取ったからかもしれないけれど、それでもいいじゃないですか。そんなほかほかして気持ちの良さそうな感じが広がる町とかコミュニティって、住みたくなるもん。「住みよい町」は「どこかにあるもの」じゃなくて「自分でつくるもの」なのかも

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