睡眠はなぜ必要?〜睡眠Minimum〜
こんにちは。萩です。
今日は、私がよく読む雑誌「PTジャーナル(53巻12号)」に
睡眠の面白い特集があったので、
そちらについて述べていこうとおもいます。
結論、睡眠は
成長や免疫を高めるホルモンの分泌↑、
精神機能の安定
など様々な効果があるそうです。
これらを中心にお伝えしていこうと思います。
睡眠の定義
睡眠は
「環境に対する反応性と環境との相互作用で低下した状態であり容易に回復するもの」と定義されています。
睡眠の研究はいまだに解決されていないものも多いようです。
睡眠の理論においては2つに分類できるようです。
○回復理論
1つ目が「回復理論」です。
これは、睡眠することで、休息と回復を促し、
体の活動の停止だけではなく、使いすぎでオーバーヒートしないように
積極的に脳を休ませるというものです。
○適応理論
○2つ目が「適応理論」です。
これは、睡眠することで、無駄なエネルギーを使わないようにする
というものです。有害な事象から身を隠すために睡眠をするという説です。
睡眠中に分泌させるホルモン
睡眠中に分泌されるホルモンはたくさんありますが、そのうちの2つを紹介したいと思います。
○成長ホルモン:Growth Hormone
1つ目が成長に関して重要な「成長ホルモン」です。
「寝る子は育つ」といわれるように成長に関するホルモンです。
効果としては、骨の成長促進効果を持ち、骨の成長を促します。
また、代謝を促進する効果もあり、脂肪細胞を分解し、心臓や筋肉などのエネルギー源として利用しやすくします。
筋細胞のアミノ酸の取り込みを促進しタンパク質の合成も高めてくれるので、筋力トレーニングの効果を高めるためにも必要なホルモンと考えられます。
○レプチン:Leptin
2つ目が食欲に関する「レプチン」です。
レプチンの効果は、摂食の抑制やエネルギー消費量を増加させます。
つまり、体重が落ちやすくなるのです。
睡眠不足が続くと、レプチンの分泌が低下し、
相反する「グレニン」という食欲を高めるホルモンが
分泌されてしまいます。
そのため、慢性的な睡眠不足によって食べる量が増え、
糖尿病や冠動脈疾患などの生活習慣病にかかりやすくなってしまう
可能性が示唆されてきます。
精神状態の安定
不眠に関する有名な実験を1つ紹介します。
1963年のアメリカ・サンディエゴの高校の科学祭で
17歳の少年が11日間の不眠の世界記録を樹立されました。
その間、少年を襲った精神的な症状として、
記憶障害・妄想・体の震え・言葉の不明瞭
などの症状が起きたようです。
実験、翌日に少年は14時間近くの睡眠をとると、
その後は、著名な後遺症はなく過ごせたようです。
ここから分かるように睡眠不足は精神状態の不安定化に
関わるとされています。
皆様も、
睡眠不足で集中力が低下した、
作業効率が落ちた、
些細なことで怒ってしまった、
などを経験したことはあるのではないでしょうか?
これらの症状は十分な睡眠によって、完全に回復するという
ことであるので、いつもより調子が出ないときなどは
睡眠に配慮することは大事かと思われます。
昼寝のススメ
最後に、個人的にな習慣にもなりますが、お昼寝のお話です。
私はよく昼寝をします。
学生時代は、2時間程度も昼寝をすることもありましたが、
最近は20分程度にしております。
これを裏付ける理由としては、1時間以上の長時間の昼寝は
その後の、覚醒度を低下させるようです。
つまり、昼寝のしすぎは、その後の作業効率を下げてしますようです。
また、因果関係は不明ですが、死亡率や認知症に関連するという報告も
あり、長時間の昼寝はあまりい良いことはなさそうです。
学生時代の昼寝のしすぎが、将来の認知症の可能性を高めていないか
とても心配しております。笑
対して、15時前の20〜30分の昼間の短時間の昼寝は、
その後の、覚醒度を向上させてくれるようです。
また、夜間の睡眠も改善させる効果も明らかになっているようです。
どうしても昼間に眠いときなどは、積極的に短い昼寝をとるように
してみるはいかかでしょうか?
ここまで読んで頂きありがとうございました。
少しでも皆様に有益なことにつながれば幸いです。
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