「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」感想・考察戦① 〜なぜ祥子は没落し、そよは成り上がった?勝手な憶測を語る〜
こんにちは。私が大体4年前から遊んでいるバンドリ!の新作アニメ、「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」の最終話の放送が終わりました!キャストの皆様、スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした!
と、いうタイミングでnoteで感想文コンテストをやるということなので、せっかくですし参加してみることにしました。ただ、一度に全13話の感想を書くとめちゃくちゃ大変なので、今回はテーマを決めて何回かに分けて投稿してみます。今回はその第一部、テーマは「そよの成り上がりと祥子の没落」をテーマにしました。個人的にすごく気になっている関係の1つですので、深掘りしてみたいなと思います!
ネタバレ・勝手な考察・憶測を含みます。未視聴の方・そういうのが苦手な人はご注意ください。アニメの画像は懐が広いブシロード様から「コンテスト用なら使っていいよ〜」となっているものです。
①そよと祥子のプロフィール
アニメをみた方は大体わかるかと思いますが、一応復習を兼ねて。
長崎そよ
月ノ森女子学園高等部の1年生。吹奏楽部に所属していて、コントラバスをスラスラと弾く。中学校は月ノ森女子学園の中等部で、祥子にCRICHICに誘われたのは、吹奏楽部の定期演奏会から。
いつも穏やかなお姉さん的存在で、考え事をしながら指先をいじる癖があります。(公式サイトより)
好きな紅茶はダージリン。(2話・10話)
小学5年生の頃は庶民的なアパートに住んでいた(9話)ようで、9話で両親が離婚する前の旧姓は「一ノ瀬」になっています。
アニメ9話で描かれたタワマンへの引っ越しは、「学区は変わるけど・・・」という母の言葉から、多分中学校入学直前だと思われます。(身長と発育的に少しおかしいかもですが・・・)
小学5年生の時から中学入学直前までの間で、バリバリに稼ぐキャリアウーマンになりました。
しかしバリバリに稼いでいると、そよと話せる時間もごく僅かに。母はずっと家に帰らないで、あんなに広い(9話・11話)タワマン暮らしはそよただ1人の寂しいものになってしまいます。
さてそんなそよさんですが、前述した通り、中等部時代の吹奏楽部定期演奏会で祥子にCRICHICに誘われています。 母親とあまり話す機会はなく、誘われて(描写的に、多分)無理して入部した吹奏楽部でも本音で話せる友達はできなくて・・・「心のどこかで、自分のいる場所はない」と思っていたみたいです。(ゲーム22話)
ただ、CRICHICに入った後は、その生活が夢みたいに変わってしまいます。 祥子が他3(2)人を誘って、運命って言われて嬉しくて、スタジオに行って、練習して、写真撮ってSNSのアカウント作っちゃったりして、歌の練習にカラオケに行って、オリジナル曲も作って、やっとのこと開催したライブは泣くほど大成功で・・・そよからしたら生まれて始めてできた「居場所」で、本当の「運命共同体」だったんでしょうね。
ですがCRICHICは元凶祥子が何らかの原因で脱退、これが1話冒頭のシーンですね。他のバンドメンバーも次々と去ってしまいます。(9話)そしてそよ唯一の居場所は無くなってしまいます。
高等部にエスカレーターで上がった後、そよはRINGの前で口論している立希と愛音をたまたま見かけて・・・というのが大まかな流れですね。ここからはアニメのストーリー通りです。
豊川祥子
羽丘女子学園の高校1年生。羽丘の前は月ノ森女子学園の中等部。部活に入っているわけではないらしいですが、羽丘ではよく音楽室でピアノを弾いています。
祥子はお嬢様。大豪邸に住んでいて、家にグランドピアノがあるほど。
好きな紅茶はアールグレイ。(12話で速攻注文していますが、別に好きというわけではないのかも?)
MyGO!!!!!のメンバーである燈と、都電の歩道橋で出会います。祥子は燈が飛び降りそうに見えて慌てて突き飛ばしますが、結局勘違いで立ち去ろうとします・・・が、そこは流石の燈。絆創膏チャンスを見逃さず、さらっと燈の家で絆創膏をプレゼント。
そして燈の家で燈が書いた歌詞(のようなもの)を発見し、今度は祥子の豪邸へ。祥子はここで、即興で「にんげんになりたいうた」を弾き語り、そのまま燈をバンドに誘います。これが「CRICHIC」の始まりですね。
(もしかしたら睦を先に誘ったのかもしれませんが、そこはよくわからない。)
CRICHICを「共に音楽を奏でる、運命共同体」と言い、みんなを引っ張っていくリーダー的な存在に。最初はモニカのコピーバンドをしようとしたらしいのですが、作中ではオリジナル楽曲のみ書かれていますね。(3話)
祥子は祥子で、運命共同体で居場所であったCRICHICをエンジョイする様子が描かれています。始めてドリンクバーに触ったり、カラオケに行ったり、歩道橋で「にんげんになりたいですわああああ」って叫んだり。(アニメでは燈が叫ぶシーン手前で別のシーンに切り替わりますが、ゲームでは燈もしっかり叫んでます。)
そして3話の最後ではCRICHICのライブシーンが描かれ(春日影)、その後のエゴサシーンで祥子が「はっ」とした顔になり、その後泣きそうな顔に。
ここだけはまだ明確に描かれていませんが、メッセージで豊川家没落を伝えられたという説が有力ですね。
そして祥子はCRICHICを脱退することに。こうしてみんなの居場所で、みんなの青春的存在であったCRICHICは無くなります。
CRICHICがなくなり、祥子は月ノ森中等部を卒業。羽丘高等部に進学します。そこではなんと前のバンドの燈が隣のクラス。入学した後ちらっと会うシーンが描かれていますが、すぐに怪訝な顔になって去っていきます。(3話)
その後の展開は、アニメの通り。祥子没落貴族説は大体4話ぐらいから気づいたファンの人がいましたね。予想的中さすがすぎます。
作中では没落貴族祥子の匂わせが何回か出てきます。
①3話、月ノ森→羽丘への転校。
月ノ森も内部進学がきくので、普通にエスカレーターすればいいんですけど。
まあただ、そよなどと関係を断ち切りたいと考えれば、自然なことですね。
ちなみに月ノ森はお嬢様学校で、羽丘は私立ですが特待生制度があります。(六花も使ってますね。)
②1話、羽丘音楽室でピアノを弾くシーン
1話時点ではわからないですが、3話までみると、「あれっ、家にピアノ・・・なぜ学校で弾いてるの?」となりますね。
③祥子の服装(主に12話)
12話でにゃむと話す祥子。その時にゃむから「無理させちゃった?」って言ってますね。そのシーンは服装を見るシーン。実際よ〜く見ると少し着古したような雰囲気を感じるような気がしなくもないですね。
ただ、ライブハウスに出かけるだけのレベルから、高級ホテルラウンジでの面接まで、おんなじ服・・・アニメだからかもしれませんが、何着か持っててもおかしくはないと思うのですが。
そして衝撃の13話ラスト、「ただいま、クソ親父」。ここで祥子没落説の答え合わせができましたね。ボロボロの木造家のドアを開けた瞬間に転がるビールの空き缶、それが何本も。あれっ、母親は?
以上、簡単(?)にプロフィールでした。
ここから考察を。
②なぜ祥子は没落した?
では、本題。
祥子は完全に語られておらず、憶測でしかありませんが、3話の春日影の後、一気に没落して行ってますね。最終的にはコールセンターでバイトするほど。なぜ、祥子は没落したのでしょうか?憶測タイムです。
3話のメッセージは、母親の死を告げる父からのものだったのではないかと思っています。そして母の死がショックで父は仕事をやめ(長崎家のように母のみが働いていた可能性もある、また母が働いていたとすれば死亡の原因が過労死という説も出てくるのかなと思います。)、アル中になり、金を使い果たし、家を売り(もしくは家賃・ローンが払えなくなった?)、引っ越して、その後も酒を飲んでるアル中「クソ親父」・・・と考えると、辻褄が合うかなと思います。バンドをやるにはお金が必要です。スタジオ代、お付き合い代、楽器メンテ代、交通費、そのほか諸々。祥子はお金(お小遣い)がなくなり、バンドを辞めざるを得なくなってしまったのですね。
ちなみに勝手に考えているのが、赤羽に引っ越したのは、家賃の問題があれど、「1000べろ」が大量にあるから適当に酔えるという理由があるのじゃないのかなと(考えすぎ)。
祥子が没落してしまった理由は最後まで明確に描かれませんでした。父親のアル中は理由の1つですが、根本の理由があるはず。私は、母親が死んだことが理由なのではないのかなと思います。
③なぜそよは成り上がれた?
没落してしまった祥子とは正反対に、両親の離婚を期に成り上がれたそよ。気になったのが2つあり、①「なぜ小学5年生までアパートに住んでいた?」②「なぜタワーマンションの部屋を持て余す家になれた?」ということ。
①について・・・まあこっちはガチでただの憶測ですが、個人的に浮かんだのは2つで、1つは「アル中で別れた」説。祥子の父と同じようにアル中になってしまい、それで妻から見限られた説と、2つ目は「会社を首になった」説。後述します。
では、なぜタワーマンションの部屋を持て余すようになれたのでしょうか。
まあ、「母親が頑張ったから」というのは一番ですが、それなら結婚している時(〜小4)も母親が働けばよかったのでは・・・?と思ってしまいます。
これは憶測ですが、父親が会社を辞めた(クビ)、もしくは会社がなんらかの形で倒産してしまったのではないのかなと予想します。ここを予想してもしょうがない(多分、全く描かれることのない部分)ですが、会社が倒産して、ろくに働かずに、アル中になり、妻から見放されて、ただ、収入がなくなってしまったので、母が就活し、なんか大企業に引っ掛かり、激務ながらもタワマンに住めるレベルになった・・・ということなのかもしれません。
本当にただの憶測でしかありませんけどね。
ということで、そよが成り上がれたのは、端的にいうと「お母さんが頑張ったから」としか言えませんね。
④祥子は「クソ親父」から逃げたい?
13話のラストシーン、ライブが終わり、木造のボロ家に帰り、ビール缶が転がる薄暗い家にポツリと「ただいま、クソ親父」。
13話の頭では、コールセンターでアルバイトをする祥子の姿が描かれています。祥子はここから「お金稼ぎビジネス運命共同体謎仮面バンド Ave Mujica」のキーボードとして活動していくことになりますが、やっぱりバンドマンとして生きていくにもお金が必要。お小遣いももらえなくなり、バンドを続けていくためにも、アルバイトをせざるを得なくなってしまったのではないかと。
その後も、打ち上げを無理やりカットしたり、車は他のメンバー4人分だけを用意して自分は電車・・・と、細かいところまで節約していますね。
結局のところ、祥子がAve Mujicaを立ち上げた理由は、この「クソ親父」からすぐにでも脱却して、自分1人で立ち上がって・成り上がって見せたい、そしてそれをクソ親父にも、CRICHICにも、 MyGO!!!!!にも、「そよ」にも、祥子(私)の背中を見せつけて、復讐してやりたい・・・のではないのかなと予想しています。
ただ、他のバンドメンバーとしっかり会話を交わして、方向性をすり合わせていかないと、かのCRICHICと同じ結末になってしまいます。割としっかり「ビジネスバンド」をやりたいと思っているメンバーは、アニメを見る限り祥子とにゃむだけ。特に海鈴なんかは、Ave Mujica を「腰を据えれる場所」としか思っていないのでは・・・?と考えてしまいます。(これは過去の発言からです。)
いずれにせよ、Ave Mujica編(通算5期!)も発表されましたので、これからが楽しみでなりません。高校生5人の残りの人生を背負ったAve Mujicaの未来はどっちだ。
あれっ、祥子も「ただの高校生」ですよね?
そよに「ただの高校生」だとか「責任」だとか言ってるくせに、祥子は残りの人生の責任を背負えると?
・・・某吹奏楽アニメの「先輩だってただの高校生じゃないですか!」っていうセリフが咄嗟に浮かびましたね。ますますAve Mujica編が楽しみです。
というわけで、いかがでしたか?他の皆さんもたくさん意見を出されていますので、要チェックですね。
しかし、祥子没落説を最初に唱えた人、本当にすごいですね。私には想像つかない・・・
以上で第一部終了となります。ありがとうございました。
(次部のリンクの下に、おまけのコーナがあります。)
第2部
第3部
第4部
おまけ〜実質地元民の聖地巡礼〜
住んでいる・・・というわけではないのですが、少し縁がある場所ですのでご紹介。
上記の2枚の写真はそよと祥子が飛鳥山公園で話しているシーンです。この場所ではたまに縁日が開催されていて、春には多くのお花見客で賑わいます。夜に行くと人通りも少なく、女子高生だとちょっと危ない気がしますけど・・・
ちなみにここから少しあるく(階段・スロープを上る)と、2期11話でおたえと香澄が喋って、おたえが泣きじゃくりながらreturnsの歌詞を書いた場所につきます。
王子駅から聖地巡礼をされる際には、中央口からがおすすめです。
実質地元民の聖地巡礼、次回は池袋エリア編です。
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