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【書動】遅読家のための読書術

自分の役立ち度 ★★★(満点)

【購入動機】
著者:印南敦史さま 書評家、フリーランスライター、編集者。1962年生。
音楽雑誌の編集長を経て独立。

「遅読家」というタイトルに目がいきました。

はじめて聞く単語ではあるものの
意味するところはよくわかり、自分はフォトリーディングのような速読実行者ではないため
どちらかというと、同じく遅読なのかなと。

それならこの本を読めば何か気付きがあるだろう。

ましてや、著者はベテランの書評家の方で、もともと元・遅読家とのこと。

自分が読んだ本について「書きたい」と思っていた私には
うってつけかも。



【読後行動】

確かに、自分で言うのもなんですが、いつも真面目に熟読してます。

まえがきから読みはじめて、1行1行 あとがきまで読んでます。

ときどき 興味のある章から読んだりして順番を変えたりはしてますが
基本全部 読んでます。

飛ばし読みすることに、ある種の罪悪感と、
飛ばしてしまうと、そこに気付く箇所があったのではという思い。

というわけで、読みはじめたら1行ずつ読んでます。

遅読家たる所以ですね。


※本屋で本を買い込み過ぎ、そのまま読まずに積んである本も、

もちろん、あります。

前から私自身も思っていたのですが、

1行ずつしっかり読んだところで、

他の人から「この本の内容は?」と聞かれて、説明する内容は
話しても1分、書いても数行ぐらいなもので、

決して、1行ずつ書かれていたことを答えられるわけでもなく。

ただの1行も暗記しているわけでもなく。


そうすると、

自分が答えた1分ないし、2,3分の情報量インプットがあればいいだけのことで、

このしっかり本を読む時間って無駄とはいわないが、何やろなー。

という思い。

そして、この本を読んで

まさに青天の霹靂。

「音楽を聴くように、本を読む。 記憶することなく、楽しんで。」


なるほどーーーー。

確かに、音楽の音符を曲を聴いて暗記しようとする人は
いないわけで、


「本も書かれていることの100%を写しとるのではなく、
自分の価値として感じられる1%に出会えばよい」


のだと。


肩の力が抜ける感じ。

やはり1冊の本を読むにしても

集中とリラックスのメリハリが必要で。


ずっと緊張しながら読むでもなく、

ずっとダラダラ読むでもなく。


これからは、

音楽を聴くように楽しんで読もう。


そして、

読書の週間スケジュールを立て、

月曜日の何時に、この本を読むというように決めよう。
(まあ、朝の読書がいいんでしょうが、当面は夜で。)

そして、

自分の価値として感じられる1%に出会えれば、


その1%を、皆様にお伝えできるよう


新しい視点として、

”書くため”に読んでみようと思います。


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