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ペアを熟成するために

ペアリングという言葉があります。
ペアと合うとか合わないとか、そんなことに使われることがほとんどです。

ただ、一般プレーヤーの場合、技術面ではなく「ヒトとして」の部分で測られていることが多いと思います。あとは、勝負に対しての意識や普段の取り組み方などの「価値観」が合っているかどうか?そんなことが多いのではないでしょうか?

「プレースタイルが合わない!!」
「戦術面が統一しづらい!!」

こう言えるケースは、そんなに起こるのでしょうか?

そんな観点からも、ペアリングが良くならないのか?熟成させるためにはどうすれば良いのか?考えてみましょう!!




ペアを知ること


ペアも人間です。
テニス面だけではなく、パーソナリティの部分もしっかり知ることが必要です。要は「そのヒトを尊重する」ことができるか?これが大前提になると思います。

趣味でも、好きなことでも、何でもいいと思います。

その積み重ねが相手を評価することにつながり、良い人間関係ができるきっかけになるはずです。

これってテニスに限らず、他のことでも同じですよね!!
きっと人間関係の構築が上手な方は「ペアリング」で困ることはないと感じます!!


ペアの「好きな食べ物」知ってますか??




ペアを正しく評価すること


実行する場面は「ポイントを獲ったとき」

練習中や試合も含め、良いところは「しっかりと認める」ということです。
それを「より具体的にする」ことが、正しい評価につながります。

例えば、ペアがポイントを獲ったとき…

「ナイス」くらいのあっさりした声かけで、終わってませんか?

関係性が構築できていたら、これで分かり合えるかもしれません。
ただ、これが当然になってしまうと…
さらに、ペアを熟成させることを考えると…

「○○がよかった」とペア間で褒めること。

これができるかどうかが大切だと思います。こうすることで、また同じプレーが生まれたり、モチベーションが上がったりします。具体的に伝えることで、取り組んできたそれまでのストーリーも評価することにつながりますよね。

「頑張ってやってきてよかったな」
 →「ペアがそこまで観てくれているんだ」
  →「もっと頑張らないとな」


一番近くのヒトに認めてもらえるで、自信をもって同じプレーができます!
安心できることは、自信にもつなるんですよね。このサイクルが回ったら、どんどん関係性がよくなってきます!

ペアに「上手くなったね」とか言われると、本当に嬉しい気持ちになりませんか?もちろん、やりすぎは禁物ですが…


ポイントを獲れることが
「あたりまえ」にならないようにしてみましょう!!!


《具体的例》
サーブワイド→相手リターン→前衛ボレーでフィニッシュの場合

「ナイスボレー」
「ワイドサーブの深さが良かったよ」
「それに対応して前衛動けたのが凄いよ」




さらにペアを熟成させるために


実行する場面は「ポイント落としたとき」
「ドンマイ」だけで終わらせて、さらっとなかったことにするのも大切かもしれません。ただ、それだと不安や不満が残っている可能性もあります。

トラブルが発生した時こそ、チームが強くなれる時です!

もし、同じケースが来たときに「どうするか?」2人で決めてみてはいかがでしょうか?それだけでも「自分のミスを一緒にフォローしてくれる」という安心感が生まれるはずです。

アドバイスをする必要は全くないと思いますが、簡単な解決策を提案するくらいなら良いと思います。「ネットだけ越えよう」って伝えて、できた時に『正しい評価』がされれば、前の章に書いてある「良いサイクル」にハマるかもしれません。

何はともあれ…
ミスった時は2人で責任をおって、2人で解決しましょう!!


明日から「ドンマイ!」だけで終わらないようにしてみませんか?

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