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1.0→2.0

「突っ込むなって言われて…」
「ラケット被せすぎって言われたんです…」

ストロークに悩む方からこんな話をいただきました。

なので、1つの考え方をお渡しさせていただきました。
これで、修正の仕方も考えやすくなると思うので簡単にまとめてみます。



ワンバウンドからツーバウンドまで

ストロークの場合「ワンバウンド(1.0)からツーバウンド(2.0)するまで」にヒットさせます。この1.0から2.0の間には、それぞれ事情があります。その事情を理解しておけば、アジャストすることが簡単になります。

1.0から2.0を簡単に表現したものが以下の図となります。

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この図を使って考えていきましょう。



それぞれの事情

上の図において、1.0から2.0にはヒットすることにおいて「それぞれの事情」があります。その事情を簡単に書いていきます。

1.0…ここで打ったらボレー
1.1~1.3…ライジングショット
1.4~1.6…攻撃的なショットの時に活用
1.7~1.8…簡単に処理しやすい
1.9…すくい上げる箇所
2.0…失点(泣)


定性的(感覚的)な評価なので異論はあるかと思います。
ただ、多くのプレーヤーに聞いてみたところ「だいたいこんな感じ」になってきました。

「おぉ」ってなったのが1.7~1.8のエリア。
初心者のほとんどが、この評価でした。



これを活かして

個人差があることだと思います。
その中でも1.7~1.8の評価は面白くて「確かに」と頷けます。

「落ちてきたところの方が簡単」
「落ちすぎると逆に難しい」
「手で取るイメージだとココ」
「ラケットが下から出しやすそう」
「スピードも落ちてそうだから」
「1.5までは無理」

初心者の皆様からは、このようなお声をいただきました。

この感覚は、ある程度経験があるプレーヤーでも活かせるのではないかと思います。接戦・絶対にミスしたくない・何とか返したい、こんな場面で使えると思います。



自分のモノサシ

上記の1.1~1.9はについては、あくまで感覚的なものです。
当然、得意不得意など個人差があります。なので自分専用のそれぞれの事情を持つことが大切です。思い返して書き出して見ると簡単に評価できるものなので、ぜひ試してみてください。

その作業によって「1.4より1.6の方が強くいけそう」「案外1.2hagiが好きかも」など見えてくれば、それだけで凄く戦いやすくなると思います。

また「1.5でも接戦だと自信がないな」となれば、そこを課題とし優先的に練習すれば良いと思います。それで自分のモノサシが変わるのもOKです。



対戦相手とすり合わせて

試合の時は対戦相手とすり合わせてみましょう。

例えば
「この相手の場合1.6多めでいけるな」
  →スイングのリズムに気をつけよう!

「深めのショットが多いから1.3が多くなりそう」
  →コンパクトなスイングを意識しよう!

など、その試合で自分がどのように立ち回れば良いのかが見えてきます。

接戦を想定している時、こういう情報がハッキリしているとゲーム終盤でも安心して戦えるんじゃないかなって思います。



数字って大切

テニスって感覚的なスポーツです。だからこそボヤけることも多くなります。ちょっと数値化してハッキリさせるだけで見えてくることって結構あります。

「ちょっと下がって」と言われても、人によって下がる距離って変わると思うんです。「50センチ下がって」なら明確。バラツキは無くなってきます。

悩んでることも数字にすると、解決策が見えてくるかもしれません。
コーチに言われて迷っているなら、ぜひコーチに「数値化して下さい」とお願いしてみて下さい。
2人が同じ認識で共有できると良いと思います。


様々な場面で活用できるテクニックです。
作業は簡単です。
正解も人それぞれです。

ぜひご活用ください!!




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