GLAYの思いやり

  初めてGLAYのライブに行った。今年でデビュー30周年を迎えるGLAYは『GLAY EXPO 30th Anniversary 2024-2025』という大々的な企画を打ち出した。僕はその一環である埼玉ベルーナドームでのライブ(20204年6月9日)に参戦。今まで以上にGLAYのことが大好きになった。これからもずっとGLAYのファンでいると決めた。それはなぜか。ファンへの思いやりにあふれていたからだ。僕を感動させたGLAYの思いやりは二つある。

 一つ目は開演時間ちょうどにライブをスタートさせたことだ。開演時間ぴったりにオープニング映像が流れ、ドーム中央のバルーンが割れてGLAYが登場。『HAPPY SWING』が響き渡る。そこからの3時間は本当に楽しかった。僕の経験上、音楽のライブで開演時間ちょうどに始まったことは一度もない。音響機材の調整により30分以上も待たされた経験もある。しかしGLAYは開演時間を守った。こんな当たり前のことだけでファンは安心する。開演時間は演者と客の約束だ。その約束をしっかりと守ったGLAY。GLAYは何よりもファンを大切にしているのだ。
 
 二つ目はモニターに歌詞を表示してくれた点だ。GLAYのライブに初参戦した僕は緊張していた。GLAYとその長年のファンがつくりだすライブの空気感になじめるのか不安だった。TERUと一緒に歌いたいけど自分だけずれていたらどうしよう?曲中のジャンプのタイミングを間違えたらどうしよう?しかしそんな不安は一瞬で消えた。表示される歌詞とTERUを見ていれば何も心配することはない。すぐにライブに溶け込むことができた。楽曲を深く味わうこともできたし、TERUと一緒に歌うこともできた。GLAYは僕を優しく迎えてくれた。今まで見たどのアーティストよりも優しかった。
 
 僕はこれからも一生、GLAYのファンだ。心に響く素敵な楽曲をつくりだすアーティストはこの世に多く存在する。だがこんなにもファンを愛し思いやるアーティストはGLAY以外にはいないはずだ。一度きりの人生でGLAYに出会えて本当に幸せだ。8月17日のSUMMER SONICで再会できる日を心から楽しみにしている。


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