Salesforce【設定編:メールが届かない時の対象法】
「承認プロセスやフローでメール送信の処理を行っているのに、メールが届かない・・・」
先日私が参画している案件で、こんな事象が発生しました。
そこで今回はメールが届かない時の対象法をまとめていきます。
<前提>
・実装した承認プロセスやフローは、正常に動作している。
・メールログを確認したところ、送信受信ともに成功している。
メールが届かない原因として何があるのか?
メールが届かない原因として考えられるのは、下記の4つです。
①組織のメール設定
②実行ユーザーのメールアドレスが未検証
③SPFとDKIM設定
①組織のメール設定
設定⇒送信⇒メールを送信するためのアクセス権を確認します。
「すべてのメール」になっていれば、どんなメールでも受信する事ができます。
「システムメールのみ」は、パスワードリセットなどのシステムが自動生成したメールのみ受信できます。
「アクセス権限なし」は、すべてのメールを受信しません。
②実行ユーザーのメールアドレスが未検証
SandboxではSandbox環境の作成時、メールアドレスが未検証の状態になります。
その状態では、メールを受信する事はできません。
③SPFとDKIM設定
これは簡単に言うと、受信者が利用するメールサーバーで、迷惑メールやフィッシング詐欺としてメールが扱われているため、SPFとDKIMを設定し、回避します。
(長いのと複雑なので割愛します・・・)
まとめ
今回はメールが届かない時の対象法をまとめました。
基本的にメールが届かないときは、メールログで確認してみましょう。メールログで失敗している場合は、Salesforce内部の設定ミスです。
ちなみに私が参画している案件で、メールが届かない原因は、③のSPFとDKIMを設定していないからでした。
お客様のDNSサーバーで設定してもらったら、しっかりメールが届くようになりました。
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