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Salesforce【権限編:共有設定】
共有設定とは?
各ユーザーがレコードレベルで各オブジェクトに対するアクセス権を設定する。
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※Salesforceのアクセス権の考え方
設定範囲を広くできる方法ほど、アクセス権を厳しくするという基本原則がある。
組織の共有設定>ロール階層>共有ルール>直接共有
つまり組織の共有設定で、一番厳しくアクセス権を設定する。
検証①:商談を参照
組織の共有設定で「商談」を選択(ユーザーはシステム管理者)
内部アクセス権は、「公開/参照・更新可能」になっている。
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一般ユーザー用プロファイルを持つユーザーでログインする。
別ユーザーが作成した商談が参照、更新できる。
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組織の共有設定で「商談」の内部アクセス権を「非公開」に変更する。
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一般ユーザー用プロファイルを持つユーザーでログインする。
別ユーザーが作成した商談は非公開のため参照できない。
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組織全体のレコードに対する権限のため、一番厳しい制限をかけることができる。
階層を使用したアクセス許可
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階層を使用したアクセス許可とは、ロールなどを使用した階層でのアクセス権を有効にする。
例えば、自分が作成した商談をロールで設定した自分より上の階層は見れるようになる。
※標準オブジェクトではデフォルトでオンになっている。
※カスタムオブジェクトではオンかオフか選択できる。
検証②:取引先を参照する
ロールでユーザーBの上位階層にユーザーAを設定する。
(取引先の共有設定は非公開)
東京支部 ⇒ テストユーザーA
武蔵野支店 ⇒ テストユーザーB
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テストユーザーBで取引先を作成
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テストユーザーAでログインし、取引先を確認
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階層を使用したアクセス許可により、自分より下位階層のユーザーが作成したレコードを参照できる。