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吃音症が海外大学に入学するまで【序章】#1

吃音症ってみなさんご存じですか?

簡潔に言うと、スムーズに会話を行うことが出来ないことです。

喋ろうとしても、第一声が出なかったり、出たとしても「ぼぼぼぼくのなななまえは」とか「んんんんみんなげんくくくくき?」みたいに聞きづらくなってしまったり、話の途中で急につっかかってしゃべれなくなったり

症状は色々あります。みなさんの周りにも、何人かはいるのかなぁ。

人前に出たりとかして緊張するとついつい吃ってしまう、なんて人は少なくないかもしれません。それは、当たり前のこと。人間の発声機能はそんなロボットみたいに精密には動きませんからね。

でも、それはロボットのコンピューターの中でちょっとしたラグが起きてるだけです。

中には、修復不可能な不良品のロボットもいるんです。すいません、特定の人を傷づけるつもりではないですが、これが、吃音症です。

障害なんです。立派な。言語障害。

今現在、バリアフリーとかが流行ってるかもしれませんが、こういうのってやはり対応が難しいんです、多分。「こいつ、なんで喋れないの、変なの」ていう感情が先に来てしまう人が、圧倒的に多いからです。

吃音持ちの自分からして、これは悲しすぎる現実でした。


さて、そんな自分ですが、なんだかんだ今は、海外大学正規留学生です。なんと、三社から内定も頂いています。

付け足しますが、自分の吃音は決して軽度ではありませんでした。

たっくさん苦労しました。たっくさん辛い思いをしてきました。

たっくさんです。


この記事、シリーズ化するつもりですが、目的は二つ:

1.吃音症で苦しんでる人は意外にたくさんいる

「意外に」ってとこがキーポイントです。諸説ありますが、大体100人に1人は吃音持ちらしいです。でもこっちからしてみれば、「嘘つけ!!」です。自分は、自分と同じくらいの吃音持ちに会ったことがありません。

心のよりどころが無いんです。味方がいないんです。

そういうことから、内向的や消極的になってしまったりするんです。

まずは、吃音持ちがいるんだよ、ってことを知らせたいんです。そして、

2.吃音症は世界の終わりではない

だって、自分は今、そこそこの社会的ステップを踏んでいます。社会に出たらすんごい壁にぶつかるかもだけど、ここまで来ました。なんとか。

だから、伝えたいんです。吃音持ちの人にも、そうでない人にも。

人生、なんとかなるって


うーん、ちょっと語弊はあんのかな。

正確には、自分の人生、なんとかしてきました、かな。


ってことで、今までの経験を、吃音症としての歩みを、話していく所存でございます。

次は、小学校1年生から。

では

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