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【The season of オレん家】 ハゲム



髪なんて生えてこないし髪って発毛しないんじゃないかって思い始めてる。

夏がとても熱くなって、気温はとても高い所から冬に向かって降りていく。その途中にハゲがある。でもここからハゲだよって場所を生え際のラインから見つけるのは難しい。難しい。まだわたしが小さい頃に、髪は髪としてあったのに。

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髪はゆっくりとどこかの場所に降りていって、高い所から頭の色を変えて降りていくばかり。オレん家の庭は四季ごとに映り変わるのに。ひんやりと額を覆うほどの肌色マンホール。鳥たちの糞尿が直接かかる程に。夏の季節の最後の熱でその残毛を溶かしたら、冷さでミネラルの凍り落ちた毛の漂いが肌と混じり合う。

まだ暖かな斜陽、その隙間隙間に肌色が流れ始める。例えるならば五線譜のように空気の層が混じり合う。紅葉の葉は三連符の音を作って、次はライト・オレンジの艶やかな肌に。そんな日をわたしたちはハゲと呼んだんだ。

毛を振って。またハゲになっても会えるって、毛を振って。












このハゲムは、クリオネ嬢のポエムをパク....オマージュしています。
クリオネ嬢に感謝👍✨


愛ゆえに愛が愛に愛という光を・・。 あなたにいつも拈華微笑💖