【おたくの本棚】コロナ禍と一般人から見たエンタメのこれから
「隕石家族」というドラマがある。
巨大隕石が迫る地球で、混迷する社会とそれに振り回される家族とその周囲の人々を描いたホームドラマだ。
私はあまりドラマを熱心に見る人種ではなく、このドラマも毎週見ているわけではないのだが。終わりの時が近づくなか、右往左往する人々のドロドロとした人間模様に観る度に驚かされる。
ただ、このドラマの運命的な所は世界的にウイルスで混乱し、もしかしたら本当に世界が終ってしまうかもしれない中で世界の終わりを真剣に考えるこの作品が放映されているのは本当に奇跡的なタイミングである。
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昨今のテレビではいわゆるゴールデンタイムに放送されているドラマは軒並み再放送、アニメも一部の作品は放送できない状況に陥っている。
現在放送されているドラマも、収録ができないこの状況では、再放送までのカウントが刻一刻と迫っている。大河が先か戦隊物が先かという状況だ。
ラジオもバラエティーもニュースもみんなリモート収録。数年前の名作ドラマを再び観れるのはうれしい事だがやはり楽しみにしていた新作を早く観たいというのは我ながらワガママなファン心理である。
素人目から見ても、業界のピンチに番組製作陣が必死になって頑張っているのは火を見るよりあきらかだ。
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そんななかで私たちファンが彼ら彼女らにできることってなんだろうか。
正直対してできることは多くないかもしれない、でもエンタメに対して愛を発信し続ける事はできる。
例えば、先日仲間内でリモート鑑賞会を開いた。
(のんのんびよりを観た。にゃんぱすー)
この様子を生配信すれば、今後の製作のモチベーションになるのではないのか。そしてこの記事も、愛を伝える手段の一つだ。
今この時、大変な思いをしている人は沢山いる。
そのなかで私達は(もちろん自分の安全を確保しつつ)できる事を探していきたい。
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