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農業のバーチャルとリアルのシームレス化

昨日、株式会社 ファーマーズフォレスト 松本謙先生のZOOM講演会で印象に残った「バーチャルとリアルのシームレス化」のことを考えてみました。

農業のリアル

農業生産について、生活時間の中の98%ぐらいはリアルです。植物の育つ条件は、環境により左右されますので、気温、天候、日照時間、災害、元々の土壌状態など人間が手を加えられる部分のほうが少ないかもしれません。そして、大概は人間の手を加えられた農産物が消費者の方に届いています。

ほとんどの作物は、年に1回の収穫なので、日々のリアルの積み重ねで初めて出荷出来る状態になって、輸送を経て、初めて消費者の元に届きます。

一方、消費者の方は、「非日常」を求めて農業体験や、産直でのショッピングを楽しんだりされています。コロナ禍でお取り寄せが流行したのも、恐らくおうちの中でも「非日常」を求めてかと思います。

私は、1年ほど前から、日々の農作業の様子をInstagrmで紹介していたりしますが、こちらでは、思いがけないような動画の人気があったりします。

こちら↓

https://www.instagram.com/p/CCwzMbkjlwV/?utm_source=ig_web_copy_link

水田に、カメムシの防除をしている様子なのですが、何故か人気でした。

この辺りでは、「日常」の風景なのですが 汗。

ということは、ことちらのリアルを、画像を加工しなくてもバーチャルに感じて頂けるのかな?などど考えたりします。

農業のバーチャル?

農業も販売の方法が多様化していまして、SNSを使って、直接販売を頑張っていらっしゃる農家の方がいらっしゃいます。

消費者の方と、直接コミュニケーションをとることによって、自分達の気がつかない魅力が再発見出来るかもしれません。

農業のリアルの付加価値化

いずれにしても、農業は生産物を育てて出荷出来るようになることが本業なので、リアル抜きでは農業は継続出来ないと考えます。

バーチャルにすら見えてしまう一瞬の「きらめき」のために、日々努力を積み重ね、消費者の方たちに「非日常」をお届け出来る方法はないかな、と考え始めています。




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