当たり前のように踏みつけて歩いてきた、この枕木こそが「未来になれなかった夜」なんだろう
冬の午後23時過ぎ。
空気は冷え切って、窓の向こうには月はおろか星の影すらない。
さあ、聴こう。
ノイズも熱量もようやく死に絶えた。
陽射しの下がひどく不似合いななくせに、言葉そのものはとてもまぶしい。
言葉の奥にたゆたうのはただの暗闇ではなく、あまりに青くあまりに深く過ぎて夜に溶け、夜さえ吞んだ宵の群青。
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