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2024/01/13 それをそのままやったらみっともなくなるぜ?

先月のあらすじ。今年中にもう一本小説書きますと言っちゃった。

結論、できた。
昨年末〆切の、第20回MF文庫Jライトノベル新人賞第三期予備審査に投稿しました。
40×34で149枚。上限は150枚までだけど、そんなに書くのは大変なので100枚程度くらいが良いよね、って見込みでプロットを作って出発したら、こうなった。
一週間程度でプロットを成し、二週間程度で本文を作るように見てたけど、この容量オーバーのせいで初稿の完成が〆切二日前(12/29)になってしまった。大晦日は予定があったので充てられず、超特急に一日で推敲するハメになり、結局、31日の午前三時とかに投稿した(こういうとき一番ヤバいのは梗概を準備することだ)。
アイデアには「閃き力」と「辻褄力」があるとみていて、前者は根幹にあるもの(「暗殺教室」なら「先生を殺す」というやつ)、後者はそれに説得力を通すための建付力である。速筋と遅筋の例えが通用すると思ったけど、どちらがどちらに対応するのかはよくわからない。
今回の件で言うと、確かにプロットの段階では100枚程度で収まる予定だったものの、それをそのままやったらみっともなくなるぜ? と辻褄繕い仕事をせっせとしていたら、最終的にノワッと増量した。毎回こういうことをしている。しかし、土台、制御は困難・不可能なので祈るしかない。短期間で書いたのなら尚更。

それと、先日1/10〆切の集英社ノベル大賞にも投稿しました。
これは昨年9月に一ヶ月で書い(て落選し)た作品を相当直してのもの。
文量は20×20で397~8枚くらい。これは文庫見開きではなく「小説を書く」と聞いて想像する原稿用紙のサイズ。当初460枚(15.5万字程度)ほどあったのを、上限が400枚だったのでここまで詰めた(13.8万字程度)。
ところで、今回ほとんど初めて400字詰め換算で調整することをしたけど、かなり文体に影響が出ると思った。ライトノベルなんかは25~35文字くらいでぽんぽこ改行しがちだけど、原稿用紙でそれをやると相当紙幅を無駄にする。それを剪定するだけで相当スリムになった。20の倍数を物差しに文章をいじっていくと、これ文芸でよく見る文体じゃん、というようなものが出てきて、答え合わせをしているような気分になった。

2023年は長編を6本と中編1本を書き(100万字超)、旧作の直しなどを含めて同数以上の公募に応募した。現状、長編の半分は選考待ちということで、かなり物狂おしい。また、その反動として、2024年は昨年一年間見ないようにしてきたもののツケを払う必要があり、物理的にこれほどやれないと思われるが、旧作を直してうまいこと「何かしら選考中」の状態を維持しつつ、長編三本くらいは書きたい気持ちでいる。あとは落選作を面倒臭がらずにインターネットに放流すること(去年書いたもの一作しか公開してない)……。

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