【エッセイ】紫陽花の「見頃」
夏至まであとひと月ほど。だいぶ日が長くなってきました。
紫陽花に明るい黄緑色の蕾が付き始めるのはこの時期です。
先日も書いたとおり、紫陽花の「見頃」もいつだっていいと思っています。
色鮮やかに大きく花開く様子にも見惚れますが、この蕾の紫陽花も慎ましやかで可愛いくて、私は好きです。
部分的に咲き始めた頃も、また違った趣があって佳い。
それから、紫陽花の葉っぱのかたちも好きなんです。
丸みがあって、非常にバランスがいい、典型的な「葉っぱ」。もし、小さい子供に「葉っぱを描いてみて」というと、きっとこんな形の葉っぱを描くことでしょう(こう言われて、チューリップの葉っぱみたいなのや、松葉を描くことはあまりないと思います)。
紫陽花で、こんな詩も書いています。
やぱり「見頃」はたくさんあると楽しいなと思います。
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