「希望」と「時間」

「聞き方の一流、二流、三流」 松橋良紀さん著
「自己満足ではない『徹底的に聞く』技術」 赤羽雄二さん著


次男と次男の親友

昨日は次男と次男の親友の女の子と焼き肉パーティーをしました。私の家でしました。クロアチア人と日本人のハーフの彼女。英語とドイツ語とクロアチア語と日本語と、4か国語が話せる才媛です。でもざっくばらんで、さっぱりしていて、とてもいい子です。

次男が遅れてくるというので、彼女と本の話や映画の話、そして仕事の話などをいっぱいしました。

読書家の彼女。私も本をよく読むので、話が弾みました。私のおすすめの本、宮崎直子さんの「鋼の自己肯定感」と、樺沢紫苑先生の本、「3つの幸福」を貸しました。

私の本棚を見て、
「わあ!私この本持っています」と彼女が指さした本は「7つの習慣」。読み始めたばかりだそうです。なんか嬉しくなりました。
「すごくいい本だよ。私は2回読んだよ」と言いました。「7つの習慣」を読んで、私は変わりました。うまく言えないけれど人間性に幅ができました。人格を高めて、磨くことができたというか。そんな本を彼女も手に取ってくれていたのが嬉しかったです。

1月で仕事をやめて、4月には新しい会社で働くために東京に行ってしまう彼女。東京に行くまで、いっぱい一緒に遊ぼうという事になりました。28歳の彼女。世代を超えた、素敵な友達ができました。

次男が合流してからも、みんなでいっぱい話して、盛り上がりました。

が、話に夢中になりすぎて、せっかく焼いたケーキを出すのを忘れてしまいました。ショック!


今日も「聞き方の一流、二流、三流」と「自己満足ではない『徹底的に聞く』技術」で学びたいです。


共感だけをする

話を聞くスタンスには3つの種類があります
「同情」
「同感」
「共感」

「同情は、不幸な状況の相手に対して、相手を憐れむ感情です。自分の価値観や、自分の経験や記憶に当てはめて理解をしようとする行為です」

「同感は『それは同感です』と使うことが多く『私も同じことを思っている』という意味です」

「2020年の正月に母が亡くなりました。

その直後にゲシュタルト療法でグリーフワークという喪失の痛みを乗り越えるセラピーテクニックを学ぶ機会にも恵まれました。その結果、癒しの期間が必要なことと、『相手の感情を、心から理解することはできない』という事を改めて確信しました」

ですから『私も同じ体験したからわかるわ』と安易に同感したり、『かわいそうに』と同情の言葉をかけたり、さらに『がんばってね』と励ましの言葉を送るのも、人間関係において、かなり危険度が高いことだと思います」

「では一流はどうするのでしょうか?一流は、同情も、同感も励ましもしません。一流は共感だけをします」

「同情や同感と、共感との大きな違いは主語です。同情や同感をするときの主語は「わたし」です。
『(わたしは)気持ちがわかる』『そんなことがあったら(わたしも)つらいわ~」』

それに対して、共感するときの主語は「あなた」です。
「(あなたは)つらいんですね」「(あなたは)気を落としているんですね」

「自分の感情に意識を向けるのが、同情や同感。常に相手の感情に意識を向けるのが共感です。常に共感できる人が一流です」

「一流は共感だけをする」

なるほどー。すごく学びになりました。「わたし」が主語の、同情や同感ばかりやっていたなあと反省しています、相手は「私の事を分かってくれない」とフラストレーションが溜まっていたはずです。

そうではなくて、「あなた」が主語。共感する。すごく学びになりました。実践していきたいです。


また、赤羽雄二さんは、コミュニケーション力を高めて、「聞く」スキルを上げ、人間関係を改善するために、「ポジティブフィードバック」の大切さを説かれています。

「アクティブリスニングと並行して人との関係を劇的に改善する方法があります。ポジティブフィードバック(どんな時も肯定的に話す、感謝する等)です。ポジティブフィードバックとは、他の人とのやり取りを明るく、ポジティブなトーンにすることで、コミュニケーションをスムーズ死似てくれるやり方です」

「アクティブリスニングと一緒にやることでアクティブリスニングをやりやすくしてくれます。人との信頼関係をごく短時間で大きく改善してくれる第2の魔法の杖です」

「夫、妻、彼氏、彼女、後輩などに対しては、上から目線を感じさせないことだけに気を付けて褒めたり、感謝したりすればいです。どちらかと言えば感謝主体になるかと思います」

「褒め、感謝したその直後に何かを指摘するのは、絶対やめた方がいいです」

「指摘事項がある場合は、必ず数時間後あるいは翌朝などに改めて伝えることをお勧めしています」

「毎日20回、ポジティブフィードバックをする」

赤羽さんの本を読んで、ポジティブフィードバックの大切さを知ってからは、意識してやるようにしています。スーパーやコンビニで買い物したら「ありがとうございます」と言いますし、お店で何かを食べたり飲んだりしたら、「おいしかったです」と言うようにしています。親切にしてもおらったら、もちろん「ありがとうございます」と言います。職場で仕事ぶりを褒めてもらったら、「○○さんに褒めてもらって嬉しいです」と言います。

直接会って言うだけではなくFacebookやLINEでも、ポジティブフィードバックをすることを意識しています。おかげで、ずいぶん人間関係が改善されました。


「希望」と「時間」

昨日の夕方、石川和男さんと古市佳央(よしお)さんがお話しされるClubhouseのルームに入ってお二人のお話を聞かせてもらいました。石川先生は、私が入っている石川塾の塾長で、時間管理の専門家でベストセラー作家の凄い方です。すごい方なのに、気さくで、優しくてお人柄もとても素敵です。

古市さんのことは昨日初めて知ったのですが、バイク事故で体の41パーセントにやけどを負い、33回の皮膚移植をされて、今は講演家、歌手として活動されています。2013年全国オーディショングランプリ受賞という方です。

「死にたいと何度も思ったけれど、今こうして生きています。幸せに生きています」
とおっしゃる古市さんに、私は、
「死にたいというどん底の人生から、『生きよう』『幸せになろう』と思うようになったきっかけを与えてくれた人や、言葉はありますか?」と聞きました。古市さんは、
「必死に看病してくれた母の存在です。この人をこれ以上悲しませたくない。そして仲間の存在です」
と答えてくださいました。なんか涙が出そうになりました。

そして、石川先生が、「人が立ち直るには『希望』と『時間』が必要なのです」とおっしゃいました。この言葉は、ズドーンと私の言葉に響きました。

統合失調症を発症して19年が経ちました。この間色々つらいこと、哀しいことがありました。別れもありました。でも「時間」が私を癒してくれました。そして「希望」。「統合失調症でも幸せに生きられるのだ」という「希望」を私は持っています。そして今とても幸せです。そんな希望を与えてくれるのは、息子たちだったり、友達だったり、私に関わって下さる方達です。

今、統合失調症で苦しんでいる方や、そのご家族の方。
鬱などの精神疾患で苦しんでいる方や、そのご家族の方。
病気とは診断されていないけれど、生きづらさを抱えておられる方。

「時間」と「希望」の力を信じてください。諦めないでください。自分を信じてください。

きっとよくなる日が来ます!

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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