違いを認め合うということ
「違いを認め合う会」Crossroads
昨日は、「違いを認め合う会」Crossroads の集まりの日でした。Crossroadsは、私と私のカウンセラーで、大切な友達でもある上倉妙さん主宰しています。毎月第3日曜日に妙さんのお宅で集まりを開いています。今月はBBQをしました。
オランダ、カナダ、タイ、フランスの方も参加してくださいました。何度もCrossroadsに参加してくださったカナダの方は来月カナダに帰られます。
「本当に楽しい時間をありがとう。また会いたいよ」
と、温かい言葉をかけてくださいました。一緒に、楽しい時間を共有できて、たくさんの思い出を作ることができて、本当に良かったです。子供さん連れで参加してくださった方もいました。6歳から77歳までと、幅広い年代の方に来ていただけて、本当に嬉しかったです。
「ADHDでも幸せに生きていける」中村郁さん
6歳の娘さん連れで大阪から参加してくださった中村郁さんは、出版が決まっておられます。時間管理の専門家で、ベストセラー作家の石川和男先生の塾生です。(私も石川塾に入っています)
郁さんはADHDだそうです。それでもナレーターのお仕事をされて、子育てをされながら本を出版するという夢も叶えられて・・・明るくて優しくて、本当に素敵な女性でした。
「ADHDがあっても、幸せに生きていけるんやということを知ってもらいたい。ADHD の人が生きやすい世の中を作りたい。そのために本を出版したかったんです」
と、笑顔で話してくださった言葉に、とても共感しました。私も、統合失調症という病を抱えています。統合失調症だからといって諦めてしまうのではなく、「統合失調症だからこそ幸せに生きていけるんだ」ということをたくさんの方に伝えたいと思っています。そのためにCrossroadsの活動もしています。そして、本も出版したいと思っています。こうしてブログも書いています。私が発信することで、統合失調症やその家族の方や、心の病を抱えた方が、「自分だけが苦しいんじゃないんだ」と思ってほしいのです。
でも、実は、「出版なんか無理じゃないかな?」と弱気になっていたのですが、昨日郁さんとお話して、とてもいい刺激を受けました。夢を夢で終わらせたくないと思いました。出逢いに感謝です。
「歌うことが好き」阿部ひろ江さん
郁さんとの出逢いもとてもありがたかったのですが、昨日は、阿部ひろ江さんというシンガーソングライターの方がCrossroadsに参加してくださったのもありがたかったです。ひろ江さんは、フィリピンなどの途上国を旅してそこで感じたことを曲にして、歌っておられます。釜ヶ崎で歌ったりされています。声も歌詞もとても温かいのです。心に響きました。
「BBQの時に歌ってくださいというのは失礼かと思ったのです」
と言った私に、
「そんなことないですよ。歌えて嬉しかったですよ。私、歌うことが好きですから」
と、笑顔を見せてくださいました。
「歌うことが好きだから歌う」
「それが好きだからする」
すごくシンプル。そしてそれは、本質的というか、揺るがないものというか・・・私はその言葉にはっとしました。忘れ物を見つけたような気がしました。
「書くことが好き」
「好きだから発信する」
その原点に戻りたいと思いました。
「日本人の友達ができない」タイ人のトーマスさん
そして、もう一人、私の心が揺れたのが、タイ人のトーマスさんの
「日本人の友達ができない」「日本に馴染めない」
という言葉でしたトーマスさんは、20代。日本語学校の学生さんです。
「日本はいい国だと思っていたけれど、タイと違って、人が冷たいです」
「知り合った日本人にメールを送っても返ってきません」
というトーマスさんの言葉を聞いて、彼がどれほど傷ついたことだろうと、なんかこちらまで悲しくなってしまいました。
妙さんが、トーマスさんの話を一生懸命に聞いて下さいました。トーマスさんも日本での生活の悩み事などを話したみたいです。
トーマスさんは20代。私は50代。そして妙さんは60代。トーマスさんから見たらオバサンの私たちは、友達と呼ぶには年を重ねすぎているかもしれませんが、彼に、
「ひとりじゃないよ」
「心を寄せている人はいるよ」
「私たちは友達だよ」
というメッセージを伝えたいと思いました。妙さんの家から戻ってから彼にメッセージを送ったら、
「今日はありがとうございました。また参加したいです」
と返信してくれました。嬉しかったです。
これからも続けていきたい
ここに書き切れなかったのですが、初めて参加してくださった方や、お手伝いをしてくださった方など、参加してくださったたくさんの方にお世話になりました。参加してくださった皆さんに感謝です。ありがとうございました。毎回、素晴らしい「場」を提供して下さっている妙さんに心から感謝です。本当に妙さんはすごいです。
「Crossroadsの活動なんて、意味があるの?」
と思う方もおられるかもしれません。大変なことも確かにあります。でも、たくさんの素敵な出逢いがあるこの活動を、参加してくださる方が笑顔になるこの活動を、心の澱を吐き出してくれる場ともなるこの活動を私は続けていきたいです。
もちろん、自己犠牲にはならないように、私にできることをできる範囲で。
これからどんな出逢いがあるのだろう?ワクワクします。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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