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「知る」を続ける、仕事を続ける

復職してもうすぐ一ヶ月、仕事の大きなやり方は変わらないけれど、中で扱っている内容は変わったので、すべて一から勉強という案件ばかり。そのために毎日過去の露出を見たりケーススタディを調べたり業界に関連する記事に目を通したり…ということをやっている。子育てで休んでいた仕事脳にとってはなかなかハードで(脳って本当に動かなくなるんだ…)など思ったけれど、お客さんや関係者が言っていることや文章を読んだ時の理解度がやっと少しずつ上がってきた。

自分の仕事は常に新しい情報を知る、というか勉強する必要があり、アップデートが求められる。その情報を持ってお客さんにサービスを提供する。同じことが続くことはそうそうない。それがしんどくもあり、新鮮さを持って続けられている理由でもあると思う。

半強制的に担当する業界が決まるので、それが自分の人生の幅を広げることになる。刺激を受ける。ちょっとしか知らなかったことの専門家の文章を読んだり過去を調べて、知っていく。例えば最近eSportsについて勉強する機会があり、資料を読み始めたけれど、一行目から単語の意味がわからず、まるで英文に辞書をひきながら当たるような感覚を覚えた。あんなに分からない分野はいつぶりだっただろうか。準備したおかげでそのあとの打ち合わせはついていくことができたけど、これは奥が深すぎる。

自分は新卒で入った会社で働き続けて10年目。最近はリアルでもネットでも若いうちから転職なんて当たり前で、「何で続けてるの?」と聞かれることもある。何でだろうね、と思わず問い返すくらい、私には続けている強い理由がない、と思っていた。細かいことを言えば、最初の5年間働きまくったので社内で自由になれたこと、家族と暮らすためのお金がいること、などあるけれど、なんだかんだ今の「知る」を続ける仕事が好きなのだと思う。毎日同じことはできない、きっと眠くなってしまうだろう。新しい分野に触れたり、人と会話したり、自分の脳や言葉をアップデートすることが好きなのだ。最近考えたことだけれど、今はこれが自然な答えに近い。

子どもが大きくなっていく中で、いつまでも新鮮な会話をできたら楽しいかな。そんなこともちらっと考えてみたり。

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