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[読書]精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方を読んで。

人生は今の連続である。毎日を楽しむことにより幸せな人生をおくることができる。
この本を読む前わたしは、つらい努力を積み重ねその先に幸せな人生が待っている。そう思ってました。目標に向かって努力するのは大切なことですが、それと同時に
「楽しむ」ことの重要性。それをこの本で学べました。ポイントを3つまとめておきたいと思います。

①楽しいと思うとドーパミン、辛いと思うとコルチゾール
楽しいと思うと脳内にドーパミンが分泌されます。
ドーパミンは何かを達成したときに分泌される脳内モルモンです。分泌されるとうれしい楽しいというポジティブな気持ちに包まれます。例えるならドラクエのレベルアップした時の状態です。次も頑張ろう、もっと頑張りたいといモチベーションにつながります。それと記憶力、集中力が高まるなど脳機能がアップすることも研究で分かっています。
一方で辛いと思うと脳内にコルチゾールが分泌されます。コルチゾールはストレスを感じると分泌されるホルモンです。
エナジードリンクのような覚醒作用があり、日中や仕事中はよいのですが、過度なストレスががかると一日中コルチゾール分泌されて夜間も身体が休められなくなってしまいます。
またコルチゾールはモチベーションを下げ、集中力や記憶力を悪化させることが分かっています。
ザックリと言えば脳科学的に「楽しい」と能力が2倍になり「苦しい」と能力が半分になります。
楽しむ意識が大切だと思いました。

②フロー状態、没入する。
「楽しむ」を追求していくと、没入した状態のフロー状態に入ることができます。
面白い!と思った小説を読んでいて気づいたら2時間経過していた、ということがあると思います。このように時間を忘れて深く集中している状態をフローと言います。
心理学教授のミハイさんはフロー体験こそが幸福であると語っています。
仕事に没入することは良いことですが、仕事以外の時間に遊びで没入することも可能です。
ミハイさんの理論によれば仕事で結果を出せなくても、仕事以外の時間で趣味や遊びを通じて、時間を忘れるくらい楽しむことができればそれだけで幸せということになります。
フロー状態に入る条件として目標設定とフィードバックがあります。仕事でも遊びでもだらだらと受動的にやるのではなく、目標設定とフィードバックを意識し、能動的にやるとよいということです。

③能動的娯楽と受動的娯楽
遊びを楽しむのはよいことですが、良い遊び悪い遊びがあります。
能動的娯楽は良い遊びです。例としてスポーツや楽器の演奏、読書などです。集中力が必要でスキル向上を要します。
受動的娯楽は悪い遊びです。テレビやスマホ、ゲームなどです。
能動的娯楽を多くしている人はフローに入りやすくなります。ここぞという時に集中できる力が備わっているということです。
また受動的娯楽も目標設定とフィードバックそれとアウトプットを組み合わせることで能動的娯楽に変えられます。だらだらと映画を見るのではなく目的を持って見る。内容で分からないところがあったら調べる。感想を書く。などすると能動的に楽しめますしその過程を通じて自己成長もできます。

・まとめ
まとめると能動的に楽しむのが大切なことだと思いました。
しかし全てにおいてそれは無理。時には受動的な仕事をやらなきゃいけないこともあるでしょう。
それならアフター5で能動的に楽しむ。とか受動的な仕事も目標設定やフィードバック、アウトプットなどで能動的に置き換えるなど、考え方で楽しむ意識が大切だと思いました。楽しい毎日を積み上げていきたいですね。

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