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【読書】上から目線の人、マウントを取る人の対処法。結局、自分のことしか考えない人達を読んでの感想。

自己愛性パーソナリティ障害という言葉をご存知でしょうか?
この本によると、「自分が特別で素晴らしい人間であると思い込み、その幻想や錯覚のなかで自己中心的に身勝手に行動する」そんな人を自己愛人間と呼び、病名で言うと自己愛性パーソナリティ障害というそうです。
私の周りにもそれらしき人がいて人間関係に悩んだこともありました。この本読んで自己愛人間の対処法を学べたのでまとめたいと思います。

①自己愛人間の特徴
本書では七つの大罪として自己愛人間の特徴がまとめられています。
⑴恥を知らない
⑵現実を受け入れない
⑶人を見下す
⑷妬みの対象をこき下ろす
⑸特別扱いを求める
⑹他者を平気で利用する
⑺相手を自分の一部とみなす
あなたの周りにもこれらに該当する人がいるかもしれません。
ときに感情的に、相手に不快な事を平気でする人、今風に言えばマウントを取る人や上から目線の人もこれに該当し自己愛人間になります。

②自己愛人間はどこからくるのか
人間は成長の段階でみな自己愛人間になると本書に書かれています。
具体的には2歳児の頃に人間は「誇大感」と「万能感」と「特権意識」を得るようになり世界は自分を中心に動いている考える自己愛人間になるといいます。
しかし成長をしていくにつれ、それらの意識が幻だった事に気づく。
その時に強烈な恥の意識を感じ、不快な感情や激しい感情をあらわにします。それらを外部の助けを借りながら少しずつ自分で感情を和らげ処理していけるようになる。
これが精神的に成長し、自己愛人間を経て社会的な大人にプロセスです。
しかし幼児期に感じる強烈な恥の感情、これを処理する助けを得られず、自分で処理する事がでず、そのまま大人になってしまった人が自己愛人間というわけです。
言い換えるならマウントを取るや上から目線の人は精神年齢が2歳児の幻の万能感や誇大感や特権意識の中で生きている人と言えます。

自己愛人間の対処法
ではそんな自己愛人間とどう接していけばいいのか。結論から言うと「スルー」です。
自己愛人間は耐えがたい恥の感情を自分で処理せず、相手に投影するという特性があります。
自己愛人間があなたに対してする不快な行動、それは自己愛人間が自分で処理できない恥からくる自己愛人間の負の感情なのです。
感情的になり、やり返し、普段の自分らしくない行動をしてまうのは、自己愛人間側の負の感情を受け取り自分のものにしてしまった事になります。
不快な行動をされても、それは相手の屈折した負の感情なのでスルーするのがよいでしょう。

次に自己愛人間ら難しい事にチャレンジしないと言う特性があります。そして誰にでもできる簡単な仕事を大量にこなし自分は価値のある人間だと思い込む。
自己愛人間は失敗した時に感じる恥の感情を処理できないのでこういった行動するようになります。
健全な精神をもっていれば失敗を恐れず、難しいことにもチャレンジして行く事ができます。これこそが人間が上に成長していく秘訣だと思います。
謙虚な精神でチャレンジする人、上から目線でチャレンジしない自己愛人間、長い目で見ればこの二人の差は確実に広がっていくと思います。

・まとめ
いかがでしたでしょうか。あなた周りにいるマウントを取る人、上から目線な人、自己愛人間はあなたにとって不快な行動するかもしれません。
しかし、それら上手にスルーし、自分自身を成長させていくのが正しいと僕は思います。

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