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【重要イベント】12月CPI、FOMC発表時の米国株式市場の値動き予想

※本記事は2022年11月21日(月)に書いた記事となります。

現状

11月10日(木)のCPI(消費者物価指数)発表後の株価暴騰を受けて、景気を冷やすためのFRB高官のタカ派発言などを経て、ある程度下落し落ち着きを取り戻し停滞しつつある米国株式市場。

中間選挙や年末アノマリーなどの要因により、年末に向けて上昇すると言われているが、景気を冷やしたいFRBにより、株価が上昇したらタカ派発言を行うという絶妙なコントロールが行われている状況である。

さて、11月内には重要イベントはなく、今後株価を左右する重要イベントは12月のの以下である。
・12月13日(火)22:30 CPI発表
・12月15日(木)04:00 FOMC(政策金利発表)

上記スケジュールと今後の値動きも踏まえて、12月以降の値動きを考察するが、まずは以下のNASDAQ総合指数のチャートを確認する。

NASDAQ総合指数

上記チャートの補足
・白色矢印はCPI発表日
・青色矢印はFOMC政策金利発表日
・黄色矢印はPCEデフレータ発表日

今後の株価予測

・12月1日(木)PCEデフレータ
FRBがCPIよりも重要視しているというPCEデフレータについては、先月比で横ばい、もしくは低下していると考えている。12月1日までの株価はよこよこかじわじわ下げる展開で、PCE発表で多少上昇する展開を予想している。

・12月13日(火)CPI
前年同月(6.8%)が高い値のため、そもそも12月発表値は高くなり得ない。従って、発表値は先月の7.7%よりも低く、また予想値(の値は現在では不明だが)よりも恐らく低くなると考えられるため、11月と同様株価が暴騰する可能性がある。

・12月15日(木)のFOMC政策金利発表
利上げポイントが0.5%か0.75%かは不明だが、CPI低下により上昇した株価を抑えるため、パウエル議長記者会見におけるタカ派発言により株価が下がると考える。

以上。
投資は自己責任でお願いします。

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