HYPER BLACK LOVE
1年半ぶりにLIVEに参戦した。
小学生の頃から親に連れられ好きなアーティストのLIVEに行って、CDJで10年近く年越しをしている私だけれど、中々社会人になってからLIVEに行くことが億劫になっていた。
ワンマンならまだしも対バンだと対バン相手に興味があるかないかで重い腰が中々上がらない。
なので専らフェス一択になっていた。
好きなアーティストだけ見れて、あとはDJブースにいながらのんびりご飯を食べたり休憩したりが私のペースに合っている。
だけど対バンでもワンマンでもいいから唯一LIVEに行きたいバンドが「女王蜂」だ。
いつのCDJか忘れたが、会場をふらふら散歩しているときに音漏れで女王蜂の「ヴィーナス」が聞こえ衝撃を受けた。
女王蜂自体は前からビジュアルは知っていたが、まだ中学生だった私にはなかなかインパクトのある見た目で嫌煙をしていて聴こうと思えなかった。
それがいざ1つ気になる曲を見つけるとYouTubeでMVを漁り毎日のように聴くようになってしまった。
ボーカルのアヴちゃん自身にも衝撃を受け、一目惚れしてしまったのあるかもしれない。
そこからLIVEに行くまでは中々時間がかかった。私経由で女王蜂にハマった母親の方が先にLIVEへ行ってたくらいだ。
そして何故かCDJにそのあと出演しなかったこともあって生で観ることができなかった。
最初に私が行ったのは新木場のスタジオコーストでの対バン。相手は「凛として時雨」のTK。もともとTKの曲をよく聴いていたので最高の対バンだった。
初めて見た生の女王蜂の最強で最高なLIVEに心を奪われ、また絶対観に行くぞと心に誓ったのを覚えている。
次に行ったのは中野サンプラザでのLIVE。そのときはお腹に息子がいて、LIVE行くかどうか悩んだけれど胎教になるだろうと理由をつけて母と参戦。
2回目の女王蜂も美しかった。
LIVEなんだけど、ミュージカルを観ているような女王蜂の世界観にぐっと引き込まれていく感覚。
そのあとはコロナによってLIVE自体なくなったりオンライン配信を観たりしていたが、一昨年ついに武道館まで足を運んできた。
2daysのうち息子を母親と交互で見るために初日に参戦。
「夜天」以外の曲は2日間で全部違うというセトリ。どの曲も好きだけれど、やっぱり聴きたい曲がやってくれる日だと嬉しい。
個人的に初日のセトリが大好きな曲だらけだったのでよかった。もちろん2日目のセトリも好きな曲だらけ。
席も1階のど真ん中で最高にいい席。
武道館はちゃんと席がまばらになっていて人はそんなに多くないのだけど、LIVEが始まるとみんなでジュリ扇を振ったりと声は出さなくても一体感があった。
LIVEが始まったとき思わず目が熱くなりうるっときたことに驚いた。女王蜂のみんなが目の前でLIVEをしている状況が心から嬉しかった。
「傾城大黒舞」を聴いているときに、このまま今日死んでもいいやと思ってしまった。
充実感だけではなく、女王蜂は心を抉ってくる。良い感情も負の感情も一緒に飲み込んで増幅させてくる。幻想的でどろどろした女王蜂の世界に飲み込まれてしまいたいと思う。
おかげで情緒が不安定。
女王蜂の曲をずっと聴いているが、好きってだけじゃなく苦しくなって辛くなる。中毒性がすごい。
LIVEの感想は私の拙い表現力じゃ伝え切れないくらい最高だった。彼女たちに会えて幸せだった。ツアーが始まるようだからそれまでは生きなきゃ。
ちなみに「夜天」のときに手拍子をするみーちゃんが可愛かった。
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