マシュマロを焼きながら考えたこと
バーベキューで、マシュマロを焼いた。
マシュマロは、炎で炙ると一瞬で焦げ目がつく。
けれど、油断すると黒焦げになる。
私はビビって、マシュマロを炎になかなか近づけられなかった。
近づけても、さっと一瞬くぐらす程度で、
なかなか焦げ目が付かなかった。
そんな中、
友人は躊躇なくマシュマロを炎に触れさせて、すぐに良い感じの焦げ目をつけていた。
それを見ていて、
「恋愛に対しても、同じかもしれない」
と思った。
その日、友人から「彼氏ができた」と報告を受けていた。
私は失敗が怖くて、飛び込めない。
友人は怖くてビビっても、飛び込んでいるから、欲しい物を手にしているのだろう。
あるいは、私ほどビビっていないから、「飛び込む」という感覚はなくて、
「普通にしてただけ」かもしれないけれど。
後日、再び友人と会ったときに、
マシュマロを焼く時の躊躇と、恋愛への躊躇は同じかも、という話をした。
「躊躇なくマシュマロに焼き目つけられるの、すごいなあと思って見てたよ」
と伝えると、友人は
「でも、あのマシュマロ、食べたら中まで火が通ってなかったんだよ。もっとじっくり焼くべきだった」
と言った。
そうだったのか!
見ているだけでは分からなかったな。
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