雪が積もった次の日

雪の日の翌日は、朝から晴れていた。
カーテンから漏れる光で、お日様の存在を感じる。
窓の外を見ると、雪はすっかり溶けていた。

昨日、結構積もっていたのにな。
なんだか、夢からさめた思いだ。

楽しかった昨日という日を
イリュージョンみたいに、
一瞬で消された気分。

全てのモノが白に覆われる非日常に興奮していた昨日が、なかったことみたいになる。

昨日という一日が終わったんだ。

いや、毎日、“今日”は終わっていくんだけど。

目の前の景色ががらっと変わることで思い知らされる。

舞台の暗転からの明転のような。

展開に、ついていくのに必死だ。

大興奮だった昨日は幕を閉じて、
あたらしい、今日が始まる。




最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、今日も無理せずがんばろう〜

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