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大学時代の私へー好きなことを仕事にするということ

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。田舎に住んでいると、『ガーデンのデザインをする人に初めて会いました!』と言われることが時々あります。

しかし、私はこの仕事をしてみたいな。と思ったのはもう高校生の頃なんですね。そこから、ほとんどを庭の仕事をして過ごしています。とても幸せなことだな。と思います。

ガーデンプランナーて何する人なの?

本当にたくさんの方からこの質問をお受けします。「そうだよね。私も最初よくわからなかったもの。」というのが私の本音です。そして、何となく整理できて来たのは、ここ最近なのかもしれません。

大学卒業後は建築の世界へ

大学でランドスケープデザインや公園計画を学んだのですが、3回生の時に教授のススメでインターンシップで、住宅の設計をしている設計事務所へ1か月行くことになります。庭の設計でもなく、ランドスケープデザインをされている会社でもなく、建築設計事務所です。

落ちこぼれの私になぜその教授が、設計事務所でのインターンシップを強く勧めてくれたのか、まったくその真意はわかりませんが、私にとっては転換期になります。

『建築って面白い!!』

すっかり「建築の面白さ」に魅了されてしまいます。インターンシップは当初2週間の予定でしたが、なぜか1か月ほど通えたこともラッキーでした。

その1か月で建築の何を面白いと思ったかと言うと、人の暮らしを解剖してそれを整理してロジカルに積み上げていく作業です。

プランをさせてもらったわけではありません。ほとんどがCAD図面の整理です。建築なんて興味もなかったので、初めてちゃんと見た住宅の図面はちんぷんかんぷんでしたが、それがかえって興味をそそりました。

就職氷河期にあったのは建築の仕事

就職活動の時期は、就職氷河期で庭に関する仕事より建築の仕事の方が求人が多かったこともあって、卒業後は建築の世界へ進みました。
そして、その選択は今ガーデンプランナーをしている私の最大の強みにもなっています。

自宅のプランも自分で描けたのも
ラッキーでした。

建築の世界から庭の世界へ

建築の世界はちょうどリフォームブームの時期に入ります。TV番組の劇的ビフォーアフターが日曜日のゴールデンタイムにやっていたことが大きかったと思います。
しかし、そのブームのお陰なのかとてもハード、、、はい、ブラックな働き方をしていました。
ブラック度合はというと、月の電気代が基本料金と本当に何百円だけしか支払いしていないくらい、自宅で過ごす時間はありませんでした(笑)
それでも修行だと思って続けていましたが、ある日突然『よし、もうやり切った!』という心情になり、転職活動を始めます。

転職活動で受けた会社は1社のみ。
それが、ガーデンプランナーの募集している会社だったのです。

回り道してよかったこと

大学時代にも学んでいた庭の仕事に最終的に就いたこと。そして、その仕事を今も続けていることは、とても幸せな事だと最初にも書きました。

では、建築の世界を経験したことは私にとっては、回り道だったのかと言うと、そうでもないのです。

このガーデンプランナーという仕事をしていく上で『建築の世界を見たこと』がとても良い経験・スキル・私の強みになっているのは間違いありません。

具体的な私の強みは、計画前の現地が何もない状態で、建築図面をみればだいたいの建物のボリューム、庭の広さ、計画されている建築物の窓から見える庭の風景を予測することができます。

そして、外回りの給排水の配管や電気の配線について図面を確認し、建築中に、庭の計画を見越してアドバイス、意見が言えることです。

これは、庭の仕事をしながらでは、なかなか身につけるのが難しかったスキルだったりします。(そもそも、庭のデザイナーに必ずしも優先して必要なスキルではないからです。)

まとめー大学時代そして20代の頃私へ

よくよく考えると、私は就職氷河期の就職活動期も、転職の時にも、比較的なにも考えていなかったタイプだと思います。思いつめるでもなく、真剣に未来について考えるでもなく。
何となく目の前にある選択肢に対しても、『この方法は無理なのか。それならこの方法があるじゃないか。』と、あまり大きく落ち込んだり、ふさぎ込むでもなく、かといって、すごく未来に期待していたわけでもなく。

そうやって、何となく選択してきたことではありましたが、お陰様で今、好きな仕事を相変わらずやっています。

しかし、何も考えていなかった、ただぼーっとしていたかもしれませんが、一つだけわかっているのは、まさに建築の世界から、庭の世界へ転職した時、「はい!やり切りました!!お疲れさまでした!」と自分の中でやり切った感を感じたこと。

人間関係が。。。とか、お給料が。。。とか、そんなことを理由にせずに、自分の中の『やり切った満足感』で次のステップに進めたこと。
真面目にコツコツと、周りの友人たちの意見もまともに聞かず、あのブラックな会社で(年間60日休日だったから。笑笑)自分が満足するまでできたのは今となっては本当に良かったな。と思っています。

続けることは得意なんです👇

転職をもしも迷っていらっしゃる方に、何かお役に立てるかしら(笑)
とりあえず今日はここまで。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。



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