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Ubereats配達員など自転車配達を本業でやろうとしている人にすぐにでも聞いてほしいこと

1.はじめに
2.配達員を本業としてやる場合のリスクと条件
2-1.本業でありの場合の条件
2-2.本業でなしの場合の条件
3.終わりに
4.参考URL

1.はじめに

 涼しくなって外出日和、配達は最近依頼が少なくなり、サイクリングに明け暮れているタラちゃんです。

 最近、定着支援のサポートをいただいている就労支援のスタッフからこんな相談を受けました。


「自転車でubereats配達員をやるのは本業としてどうなの?話の詳細を聞くと、どうやら事業所で配達員をしたいと考えている人がいるようです。」

 この記事を書いている当事者は2017・8年頃から様々な副業に挑戦し、2019年夏からUberEatsの配達パートナーとして副業をしています。

 2019年には確定申告を白色申告で提出し、2020年4月に開業届も提出しました。

 *今回の内容は主に東京・大阪等都心部ではない地方についてお答えする形になると考えられます。あらかじめご理解の上記事を確認ください。
 ただ、開業についてやその他の周辺知識も部分的に出てくるため、配達員を始めていない同じような境遇の人は勉強になるかもしれません。

今回の悩み
・就労移行支援事業所で就職のために準備していますが、なかなか就職が決まらず困っています。

・感染症の影響で会社を退職することになりました。
・就職活動中ですが、感染症の影響でなかなか次の仕事が決まりません。 

 自転車でubereats などの配達員を本業でやるという選択肢はありでしょうか?

・アリの場合、どのような条件・リスクが考えられますか?


・なしの場合、なぜだめだと思われるのですか?

 副業で配達員をしていてる当事者の意見を聞きたいです。

 こんな悩みに対して1年間副業で配達員を経験し、同時に、様々な配達員のtwitterも確認してきた状況を踏まえて書いていきたいと思います。

2.配達員を本業としてやる場合のリスクと条件

2-1.本業でありの場合の条件

★.資金的にある程度余裕がある(経済的に自立できている)
★.周りのサポートがある
★.体力に自信があってそこそこ健康体

 まず、条件を3つ上げていますが、
 この3つの条件のうち最低2つないし3つの条件がそろってこそ順調に成り立つのでは?と私は思っています。

 それでは、個々の条件について説明していこうと思います。

 ★.資金的に余裕がある
 一つ目。
 資金的に余裕があるということをなぜ強調すると思いますか?
 
 本業で配達を例えば週5回程度8時間以上稼働する場合、クロスバイクやロードバイクでないとたぶん体力が持たなくなります。

 そのため、スペックの高い自転車を購入する必要があります。

 現在の基準で紹介すると、ヘルメット・バッグ・クロスバイク・専用の空気入れ・その他自転車用具

 これらすべての経費を加味すると、まず最低5~10万円程度の余裕資産がないと難しいのでは?というところです。

 *配達を始めてから余裕資産を集めるという形も考えられますが、そもそも稼働時の飲み物代・食費等を考慮に入れても余裕資金があった状態でやらないと厳しいように私は感じています。

(これはアフェリエイト込みのブログ・せどり・投資etc他の事業等をやっていく上でも最低限の条件になるのではないでしょうか?)

 ubereatsを始めとしたハードデリバリーサービスの配達員は自転車だけ持っていればやれないことはないかもしれませんが、効率よく配達を稼働するうえで購入しておくことをすすめます。
 
 二つ目が本業で配達パートナーをしている人の大半?がすでに結婚している(共働き?)or 30代以上で前職でのキャリアがあり、経済的に自立している可能性が高いという雰囲気を感じたからです。

 *補足になりますが、名古屋で稼働した場合、諸々の事情はあれど、完全に本業としている人はかなり少ない印象を受けました。


 何かしら別の仕事と並行でやっている人の割合が大多数でした。理由は、名古屋では、2020年初期?頃まで配達単価が低く鬼畜な地域と言われているためです。

現在もすでに秋季シーズンに入り、配達依頼の減少に伴い、かなり厳しくなっています。

★.周りのサポートがある(周りのサポートを得られるだけのコミュニケーション力などに長けている点も含む)
二つ目。
 周りのサポートがなぜ必要になるのか?
 先ほどお伝えしたように、周りの承認があるか若しくはサポートを得られるだけのコミュニケーションができるかは重要なポイントになるように感じています。

 これを強調したい理由は経済的な理由はもちろんですが、配達員を開始する人は個人事業やフリーランスという働き方が初めての人も多いのではないでしょうか?

 この働き方が初めての場合、確定申告や開業届の提出等初めての手続きや書類の作成、管理なども色々発生する可能性があります。

 自分で自助努力で調べたりしていくことは結構大変だったため、ある程度周りのサポートが非常に大切になると考えています。

言わずもがなそのための情報収集は必要不可欠でした。

 本業(配達員を専業)でやる場合、もちろんマイペースに稼働すると給料に影響してくるため、立ち回り等も常に情報収集していく必要があるように思うため、私の現在のようなマイペースな働き方はちょっと厳しいのでは?と思ったりします。

 そのため、繰り返しになりますが、情報収集や情報収集に伴うコミュニケーションが大切になってくるのです。

★.体力に自信があってそこそこ健康体
3つ目。
 これはすでに周りのうわさで聞いたこともあるのではないでしょうか?

 去年から配達員をしている人を見てきて私が感じたことが、体力がしっかりある人の方が長時間稼働することができ、確実に部があると感じました。

 同時に、ダイエット目的でやっている人の方が多いように感じています。
 

 自転車でフル稼働している人をみて感じますが、がりがりの人より体ががっしりしている人の方が多い印象を私はうけました。(自転車で配達している人に限ります。)

 同時に、私自身の経験になりますが、虚弱体質等体がもともと弱い人の場合、1日4時間自転車で走り続けるだけでも、その後、2時間程度仮眠を取らないと体力が回復しないなんてこともざらにありました。
*慣れるまでに2~3か月程度かかる気がしています。

ほぼフル稼働をする場合、毎日最低8~10時間程度稼働する体力が確実に必要になります。

自転車走行距離でいうと、100キロ以上?走行することになるのではないでしょうか?(常時なり続けていた場合)

 これをやることで確かに健康的な生活になったりするため、体にとってはメリットが大きいのですが、そもそも体力がないと、週5日以上稼働するのは結構大変なように感じています。

体力がないと、それこそお・し・ま・いdeath❗️


 ここまでまとめてきたように、余裕資金があって、かつ体がそこそこ健康体で周りのサポートを得るのが比較的得意という点、この3つが結構大切ということをお伝えしました。

 それでは、なしの場合、なぜなしなのか?


細かく紹介していこうと思います。

2-2.本業でなしの場合の条件

 ★.退職してすぐの人
 ★.就労移行支援などの事業所に通所中の人
 ★.資産がないor健康面で困っている人

★.退職してすぐの人(感染症等で会社都合で退職した人は特に)
 なぜ退職してすぐの人が本業としてやらないほうがいいのでしょう?

 それは、失業給付という退職して得られる権利を放棄しているからです。

 色々、発達障害をはじめ人間関係で困ったり、仕事をこなすことに支障があったりして、1年程度で仕事を辞めてしまう人もいるかもしれません。

 それでも、障がい者手帳を持っていたり、会社都合で退職していれば、失業給付をもらえる可能性があります。

 失業給付の条件は参考URLを貼っておきますので、そちらを参考にしていただきたいのですが、まず、失業給付を受給するうえで7日間の待期期間というものがあります。

 また、仮に失業給付を受給する場合、アルバイトをはじめ副業でも週20時間以上働くことはできません。

 また、開業届をすでに提出してしまうと、そもそも失業状態ではなくなるため、失業給付を完全にもらう権利がなくなります。

 この二つから何が言えるでしょうか?
 配達員の仕事をすればするほど、節税への努力も必要になってくると思われますが、開業届を提出できないため、失業給付を受給しながらは割に合わないのではないか?と私は感じています。

障害者手帳や会社都合などでの退職の場合、最低3ヶ月ほど食いっぱぐれることがないお金を受給できますので、制度を存分に利用しましょうと私だったら言いたいです。

 ★.就労移行支援などの事業所に通所中の人
 二つ目。

 こちらも先ほどの失業給付の条件と被るのですが、事業所で通所している人は一度は言われたことがないでしょうか?

 アルバイトの勤務時間が制限されています。
 副業で配達員をする場合、就労移行支援事業所での通所は認められていないようです。

 これも先ほどの失業給付の話と被るのですが、仮に個人事業を始める時点で就労移行支援という形から外れてしまうのはもちろんですが、節税努力をしようとするうちに開業届を出さなければならなくなるため、結果的に就労移行にもいれなくなります。


★.資産がないor健康面で困っている人
 先ほどのアリの条件で話したように、この二つの条件のいずれか抜けると、やはり維持していくのは大変だと考えています。

今日は雨だし、暑くて外出たくないし、などめんどくさいからやーめたがまかり通るのはそこそこお金があって初めて成り立つと思います、、

3.終わりに

 ここまで、配達員を本業にする場合のありの場合の条件・リスクなどについて細かく説明してきました。
 最近、Uber以外に配達員を募集しているサービスも増えてきているため、一概に言い切れない部分もあります。

 しかし、やはりこの仕事の性質上、デリバリーの配達員が増えれば増えるほど、一人当たりの仕事は減っていきます。

昨今、テイクアウトの普及もどんどん増しているため、今後厳しくなる可能性も考えられます。

 少し辛口に書いているかもしれませんが、この仕事を本業でするのって私は大変なように感じています。

 最後にお伝えしたいことは、この仕事を本業でやる際、現実逃避とか最底辺の人間とかよく言われたりすることもあるのではないでしょうか?

 しかし、本業に近い働き方の場合、大多数の人がYouTube、ブログetcその他の副業と掛け合わせて事業継続させようと必死になっているし、必死にもがいている人が多いように思います。

楽しそうに見えて、楽だなと思えるような仕事やどんな職業にも乗り越えるための壁や山というのは必ず存在するというのを知って欲しいです。

以上です。


以下のブログでは、健康管理やメンタルヘルスの私がやっている工夫やコツなどについて発信していっています。ぜひ確認ください。

4.参考URL


 

 


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