片づけの基礎

誰でも片づけられる 片づけの超基礎

こんにちは!ミカです。

先日、お勉強部でZoomにてアウトプット練習会を行いました。その内容をnoteにまとめましたので、「当日参加できなかったけれど興味ある!」という方はぜひご覧ください^^

このテーマでアウトプット練習会をやろうと思った理由は、仕事で「もったいない住まい方」をしているお客様をたくさん見てきたからです。一生懸命働いて買った家に使わないものを詰め込んで、「狭い、収納が足りない」と言いながら住んでいる方がたくさんいらっしゃいました。

片づけは習慣なので、身に付けようと思えばだれでも身に付けられます。もしも片づけが苦手で悩んでいる方がいたら、何かの参考になれば幸いです。

では始めます!

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《目次》

Step1 片づけのメリット

Step2 片づけの手順

Step3 やってみよう!

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Step1 片づけのメリット

私が考える片づけのメリットは、人生が「楽」になること。

「自分が必要とするモノしか持っておらず、どこに何がしまっているかが分かり、必要なときはすぐに取り出せる状態になっている」こと。これが片づけが出来ている状態です。どうでしょうか?これが実現できたら、人生がずいぶん楽になると思いませんか?

もう少し詳しく、3つの視点でお話しします。

①まず空間の視点から。日本の住宅は、専有面積のおよそ10%を収納としています。(ばらつきはもちろんあります。)つまり、家賃や住宅ローンの約10%は収納に払っているということ。その中に「使わないもの」を放り込んでいたとしたらどうでしょう。「使わないもの」を買ったお金だけでなく、その収納スペースにもお金を払い続けていることになります。(住居費の面から見ると、使わないものは「持ち続けるほうがもったいない」ことになります。)

逆に、片づけのスキルを身に付けて、「使うもの」だけをしまっておけるようになれば、今より「狭い家」で済むかもしれません。

狭い家でも良いならば、同じ立地条件なら物件は安くなりますし、今と同じ金額でもっと良い立地に住むことができるかもしれません。築年数の浅い家に引っ越して最新の住宅設備機器(キッチン、浴室、トイレ、洗面)で快適ライフを送ることもできます。身軽であればあるほど、自分に合った住まいを予算内で選びやすくなります。


②次に時間です。片づけが出来ていないと、探し物に時間がかかります。1日5分探し物をするとして、年間およそ30時間。本来なら自分がやりたいことに使えていたはずの時間が、探し物に費やされてしまうのは勿体ないことです。(1日5分で済んでいる人は少ないはず。家で、会社で、街で(カバンの中身)、累計するとどうですか?)

先日、四角大輔さんのイベントに参加してきました。四角さんは、「自分の家のどこに何があるかをすべて把握していないと嫌だ。自分が把握していないものはすべてノイズ」とおっしゃっていました。激しく同意します。把握していないもの=今の自分に必要ないもの。

「片付けるのに時間がかかるんだから同じじゃない?」と思われる方がいるかもしれません。確かに片づけにはやり始めは時間がかかります。でも、それは慣れればなれるほど短縮されていき、最終的には無意識の行動になります。あらかじめ片づけて探し物をしなくてよい状態を保つのが「前始末」、ぐしゃぐしゃな状態で探し物をするのは「後始末」。「前始末」のほうが効果が高いことは、他のどの分野においても言えることですよね。


③3つ目がの話。片づけが出来ていないと、それだけで自己嫌悪になってしまうことはありませんか?片づけ=片を付ける。一つ一つのものに対して決断をしていくことで、片づけを完了させることができます。つまり、片づけが出来る=自分の判断基準を明確に出来ている、ということです。

自分の判断基準が明確になると、自信が持てるようになりますし、自分の感情に沿って行動できるようになるので、自己肯定感が高まります。また、自分の判断基準が明確になれば、無駄な買い物をすることもなくなります。大切なお金を、自分が心から満足することに使えるようになれば、人生「楽」だし「楽しく」なりますよね。

そして、ここで一つ大切なことをお伝えしておきます。「片づけは手順の積み重ねなので、ひとつひとつやっていけば必ず一度は片づく」、ということです。一度やった片づけで心地よさを味わえれば、それが二回、三回と続いていつか習慣になります。

「片づけの手順を知りたい!」と思った方は、《モノには4つの種類がある》をさくっと読んで、その後のStep2へ進みましょう!

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《モノには4つの種類がある》

Step2に行く前に、モノには4つの種類がある、という話をします。

アクティブ…毎日使っているもの、目にするたびに良い気分になるもの

スタンバイ…今は使っていないが、必要なときにすぐ取り出せるもの

プロパティ…所有しているだけのもの(どこにしまってあるか分からない)

スクラップ…モノとしての価値を失ったもの。ゴミ。

一説によると、日本の住宅におけるモノの割合は、6割がプロパティ領域のモノとも言われています。

片づけの基本は、自分の持ち物を「アクティブ」と「スタンバイ」だけにすることなのです。

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Step2 片づけの手順

①残すもの/手放すもの を決める

判断基準は「1年以内に使ったもの」「使っていて気分があがるもの」かどうか。(日常生活では使わないけど、目にするだけで気分があがるもの、捨てるなんて考えられない!というものは残していいんです!)

「いつか使うかも・・・」「高かったのに・・・」は手放すか、②へ。

手放し方は「捨てる」「売る」「譲る」があります。

一番オススメは「売る」です。今はメルカリやヤフオクなど素晴らしい仕組みが確立していますので、どんどん使ってみてください。

(私は、衣替えのときに「今シーズン着ないな…」という服があればメルカリで売っています。シーズンの立ち上がりだと割とすぐ売れます。読み終わった本も売ります。「売る」という行為は「捨てる」よりも罪悪感が伴わず、金銭的にもメリットがあります。そして、モノを循環させて経験を蓄積していく感覚が強くなるので、モノに対する執着が薄れる気がします。)

それから「譲る」でいくと、ユニクロ、ジーユーの「全商品リサイクル」も良いですね。ユニクロ、ジーユー商品であれば、店頭に持っていき回収ボックスに入れるかスタッフに渡すだけ。まだ着られる服は、シーズンごとに選別して難民キャンプなど必要な方に届けられます。(だから洗濯したものを持っていきましょう。)

一番ハードルが高いのは「捨てる」かもしれません。粗大ごみなど費用が掛かる場合もあります。ただ、ここは「片を付ける」よう頑張ってください。「自分でもいらないと思っているもの」が「在り続ける」ことのデメリットはとても大きいです。目にするたびに「いつか捨てなきゃ」「片づけなきゃ」と思い続けてあと何年過ごしますか?それが1つではなく2つ、3つだったら?

②判断できなかったものを隠す

1年以上使っていないし、気分があがるわけでもないけどなんとなく手放しにくい、というものは目につかないところにしまいます。段ボールを1箱用意し、その中に迷ったものをしまい、箱に半年後の日付を書いて目につかないところにしまいます。

半年後に空けてみて、もう一度①をやってみましょう。片づけを2回、3回と繰り返すうちに、②の割合はどんどん減っていくはず。


③残したものだけで暮らしてみる!

すでにこの時点である程度は(人によってはものすごく)スッキリしているはずです。この心地良さを味わいつくしましょう。自分にメリットがあることが分かれば、自然にこの状態をキープしよう、と思うはずです。TwitterやInstagram、ブログをやっている方は、今の気持ちを文字や画像にして記録に残しておくのも良いかもしれません。

片づけができていない状態は「不快に慣れていた状態」でした。不快になんて慣れちゃだめです!これからは「心地良さ」に慣れて、不快の元が現れたらすかさず片づけましょう。そして、心地よい空間で人生を思い切り謳歌しましょう!


Step3やってみよう!

ここまで読んだらさっそく片づけをしたくなっているはず。すぐにできる片づけを実践してみましょう。

準備:お財布、ポーチ、ペンケース、引き出し1か所など、片づけたい場所を決めてください。

①中身を全部取り出します。全部。全部です。ホコリが積もってたら拭いてきれいにしましょう。

②取り出したものを「残す」「手放す」「迷い箱」に分けます。

③「残す」ものだけを戻します。戻すときに、良く使うものは取り出しやすい位置に、使用頻度が低いものはその奥に、など意識しながら戻してみてください。

片づけ終了!

Zoomでは小さい単位でやりましたが、当然ながらこれは「クローゼット」「本棚」「キッチン」などの大物でもやり方は同じです。ポイントは「1日でやり切れる単位で片づける」ことです。始めは単位を小さくして、なるべく短時間でやり切ることを意識してみてください。(嫌にならないうちに終える。)

いかがだったでしょうか?皆さまが片づけ上手になって、ちょっとでも「楽になった!」と思っていただけたら幸いです。また、このようなアウトプットの場をいただき、ありがとうございました!

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