見出し画像

野生のハムスター

ハチロウです。


むか~しむかし、あるところに、ゴミ屋敷さんが住んでいました。


ゴミ屋敷さんは、親が地主でお金持ち。

大きな大きなお家に、たくさんの大家族で住んでいました。


それだけでなくそのお家は、とっても立派なゴミ屋敷だったのです。


家は足の踏み場もなく散らかっていて、食べかけのお弁当が床に置いてある。

明らかにゴミとしか思えない雑誌や古新聞などで、家中があふれていました。


まさにテレビで見るゴミ屋敷。


僕は思わず、「こういうのって、ほんまにあるんやな~」と、感心してしまいました。


そんなゴミ屋敷さんが、あるときいいました。


「オレさ~。

 ハムスター飼ってるねん」


「へ~。そうなんですか。

 でも、ゲージなんてありましたっけ?どこで飼ってるんですか?」


「それがな。

 オレもわからんねん」


「え?

 どういうことですか?」


「いや~、最初はゲージに入れててんけど、ずいぶん前に逃げてもうてん。


たまに夜中、一瞬だけ見かけるねんけど、すぐに逃げられるねん。

残してたお弁当かじられてるし、部屋の中に糞が落ちてるねん。

どうみても一匹の糞じゃないから、どうやら繁殖して数が増えてるねん。


だから、家の中におるのは間違いないねんけどな。たまに天井裏からトコトコトコって音するし。

せやから、オレもどこにおるのかわからんねん。

ハムちゃんたち、元気にしてるかな~」


「いやいや!!

 それもうただのネズミですよ!!」


動物は、責任を持って飼いましょう。


この話の本当度。70%。

面と向かって「ゴミ屋敷ですね」という勇気がなかったので、バレないようにフェイクを入れてます。

ゴミ屋敷さん、元気にしてるのかな~。


あとハチロウは都市伝説ではありません。

実在する人物です。

でも、それも嘘かもしれないですよね~。

この記事が参加している募集

サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!