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第二試合 ヤマン VS ドテチン。

ドリルです。


僕が 小学生の時 学校で プロレス技禁止令が 2回出ました。

初めて出されたのが こちらです⤵︎


それから 約一年 2回目に 発令されたのは 僕が小学5年生の時です。



それは、1990年 冬の昼休みに 教室の後ろで 僕の目の前で 起きました。


ヤマンは 僕の大切な 幼馴染で 度々 他の記事に登場してくれています。

初登場は こちらです⤵︎


まぁ、ヤマンは どうでも 良いのですが 初登場のドテチンの紹介を少しさせて下さい。


ドテチンの見た目は…

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こんな感じです。

さすがに こんなに茶色くは なかったですが 身長も高く 力も恐ろしく強かったんです。……が ここで特筆したいのは 彼の奇行の数々です。


まず、小学生の時は 筆箱の中でミミズを飼っていました。何十匹も飼っていました。

特に デカイのが お気に入りらしく よく自慢していました。

よく自慢されましたが 1ミリも 欲しいと思ったことはありません。



そして、ドテチンは 小学生で既に タバコを吸っていましたが その吸い方が1度に10本以上咥えて吸ったりしていました。


『何故そんな 吸い方をするのか?』と 聞いたら。




「だって、カッコイイやん?」


と、言っていました。


「カッコイイやん?」と言っていましたが  1ミリ もカッコイイと思った事は ありません。





中学生になると ドテチンはシンナー遊びを 覚えてしまい、たまに ラリってる姿を目撃しました。


中学校は 違う中学校だったので あくまで 噂で聞いたのですが 吸うだけでは 飽き足らず シンナーを飲んだらしいです。

直ぐに 救急車で運ばれ入院しました。



たまたま ドテチンに 会った時に その真偽を聞くと、


「そやで、入院するって 凄いやろ?」


と、言ってました。


「入院するって凄いやろ?」いえいえ、1ミリも凄くないです。




そして いよいよ、



非常識がもはや常識 

生粋の奇行子 ドテチン

 VS

笑いの神に愛される男 

悲劇のトリックスター 天然(パーマ)のヤマン


この世紀の対決が 昼休みの教室の後ろで 静かに 始まろうとしていた。



取り敢えず 僕がレフェリーとして任命され 2人が プロレスの技を 交互に掛けていくという 方式で 話が決まったらしい。


先攻は ヤマンだ!



「ドテチン ちょっとだけ しゃがんでくれる?」


「いいよ。こうか?」


「うん!



……ッシャーーー!!!!」



そう言うと ヤマンは 勢いよくジャンプしドテチンの首の辺りを狙って蹴りを放つ!!


延髄切りだ!!


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『ドゥフン!!』


という 音がし ヤマンは 着地に失敗!


転げ回るヤマン!


そして、巨大なドテチンには さほどダメージは 通っていない。


しかし、とても危険な技だ!

マトモに入ればシャレにならない!


「おいおい!ヤマン!一発目から なんちゅう技出すねん!危ないって!」



「そやな、ちょっと やり過ぎだかも知らん。

俺もめっちゃ いたいし……でも、まぁ 次は ドテチンの番や!

かかってこいヤァー!!」




ドテチンが 静かに歩み寄る、、、


「よし。ほな じっとしといてな。動いたら怪我するぞ。」




「えっ?なになに?なにすんの?」


そういうと ドテチンは ヤマンと同じ方向を向きヤマンのお腹に肩を入れ担ぎ上げる。


そして、ヤマンを肩に担ぎ上げたまま 椅子に足を掛け 階段のように して机に 登る。


ちょうどこんな感じ

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(んっ?なにこれ?)



「せぇーの!!」


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『ゴフゥん。』



「おい!おいおい!なにやってんのぉお!!!

ストーップ!ストップや!!ストップ、ストップ!

レフェリーストップや!!!!

ヤマン!だいじょーぶかッ!!ヤマぁん!!」




「なに?どうなってん?俺 どうなってん?首?首おかしい?」



「おい!ドテチン!なんやねんあれ!頭大丈夫か?」




「あれか?アレは

『雪崩式ツームストンパイルドライバー』や!!カッコイイやろ?

まさに墓石や!墓石を破壊し ヤマンが崩れ落ちる(笑)

俺の頭は 大丈夫やから ヤマンの心配したれ。

手加減は しといたから立てるやろ。」




「確かに カッコよかったけども!お前の頭の中を心配してるんや!!壊れてんのか!

ヤマン 全然立てへんやんか!

手加減できんの?あれ、手加減できんの?

ニュートンの法則 無視できんの?」



「大丈夫やって。そんな 心配やったら保健室連れて行ったれよ。」



「わかった。保健室行こう!ヤマン!」


取り敢えず保健室に行った ヤマンだが 余りにも痛がるので そのまま病院に行くことになった。







そして 次の日


頚椎捻挫………




つまり むち打ちになった ヤマンは





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こんなやつを着けて 通学してきました。


これを受けて 全学年で『雪崩式のツームストンパイルドライバー禁止令』が発令されました。


この話の本当度 80%


全然 手加減できてへんやん!!


本当は ゴッチ式もドリル・ア・ホールも全て禁止です。


素人のパイルドライバーは ダメ!絶対!!

雪崩式なんて もってのほかです。


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