フリン効果が人類を変えるかも
ハチロウです。
心理学には、フリン効果というのがあります。
たいていの人は、不倫効果と思うはず。僕もその一人でした。
でも、Flynnという人が研究したので、フリン効果です。名前が面白いので、そっちが気になります。
しかし!
このフリン効果。名前が面白いだけではありません!
人類の未来を変えるくらい、すごい研究なんです。
実はこのフリン効果、人類のIQは上がり続けているという研究なのです。
心理学で計る知性にはいろいろあるのですが、流動性知性といって文化や学習の影響を受けない知性があります。
簡単にいうと、推論して図形を完成させたりする心理テストです。
こういうのは勉強しても伸びないのです。だから、豊かな国で学習環境がいいとか、関係ないのです。
そしてこの、本来、伸びないはずの流動性知性が、なんと20世紀の半ばから上がり続けているのです!!
アメリカでたった40年くらいの間に、毎年0,3点上昇し、最終的には14点も上昇しました。
最初はなにかの間違いか、それともアメリカだけの特別な現象かもしれません
そこでFlynnは、いろんな国でいろんな世代の人を対象に、大規模の研究をしました。
わかりやすくいうと、世界中のあらゆる国で、若い人も中年の人も対象に、ガチで大規模な研究をしたのです。
その結果。
「やっぱり人類のIQは上がり続けている!!!!」
しかも、ここからが面白いのです。
もちろんFlynnは、せっかく研究したのですから、なぜIQが上がっているのか、理由をを調べました。
そして、その結果!!!
「なんでかよくわからない!!!!」
いろんな仮説は立てたものの、どれも決定打に欠けています。
つまり、何でかよくわからないけれども、僕たち人類のIQは上がり続けているのです。
これって、すごくないですか?
Flynnの研究では、たった30年近くで、約15点も上昇しているそうです。しかも、世界中で同時にです。
それを考えると、未来の人間はすっごく賢いのかも。
杉下右京や古畑任三郎みたいなのが、うじゃうじゃいるかもしれません。
今の僕たちががんばってできないことも、未来の人類に託して良いのかもしれませんね。
人間の可能性って、すごいです。
この話の本当度。90%
Flynnの研究は本当です。ただ、将来、杉下右京や古畑任三郎みたいなのが、うじゃうじゃいるかは、全く保証できません。
あと名探偵は流動性知性だけでなく、結晶性知性(言語とか計算とか)もできるので、たぶん関係ないだろうな~。
ちなみに、子供の頃にはかった僕のIQは、95でした。つまり、平均よりちょっとした。しょぼん。
サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!