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ウエディングプランナーさんの営業がめちゃめちゃ勉強になった。

はちろうです。


はじめに

私は今年入籍したばかりの30歳の男です。金融系の営業職をしています。

入籍する前は、「結婚式はするなら神社で身内だけのささやかなものにしたいなー。」なんてのんきに思っていましたが、奥さんや奥さんのお母さんがしっかりした式場で大人数呼ぶような式を挙げる前提で話を進めてきたので、否定するわけにもいかず、式場探しをすることになりました。

先週から探し始めまして、3つの結婚式場を見て回りました。見て回る前は全然乗り気じゃなかったですが、実際に行ってみると案外楽しくなってきました。


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感想としては、

「3つそれぞれいいところがあって、正直選び切れないな~。」

ということです。アクセスや料理ならA、コスパならB、会場の広さや演出ならCといったように甲乙付けがたい状況に。。。

その中でも第一希望かなーっていう会場は、一番値段が高くて躊躇していましたが、そこのウエディングプランナーさんが抜群に良い対応をしてくださり、「この人に結婚式を任せたい。」と夫婦共々思ったため、値段にビビりながらも契約してきました。

私も一人の営業マンとしてめちゃめちゃ学ぶことが多かったので、そのウエディングプランナーさん(以下、担当Aさん)の素晴らしい対応をこのnoteにまとめたいと思います。

①担当Aさんの自己紹介

「中学生からウエディングプランナーに憧れを抱き、高校卒業後にブライダル系の専門学校へ進学。その後、当該式場へ就職。最初は給仕係に配属されたが、念願叶って今はウエディングプランナーとして仕事をしている。」

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なるほど。仕事に対する熱意が伝わってくるなあ。

②話し方

担当Aさんの話し方はゆっくり、丁寧、喋りすぎない。そして、こちらの話を聞いてくれる、受け答えが的確、笑顔。

対して、ほかの式場の担当さんは喋りすぎ、こちらの話を遮る、テンション高めな方もいて正直疲れました。「ここがこうでこうでこうなのは、こうこうこういった理由で!!!」といった具合で、全然ピンとこない点をごり押しされてもな、という場面もありました。

ノリが良い担当さんの方が合うお客さんもいるんでしょうが、私たちのように大人しめの夫婦には合いませんでした。多少相手を見て対応を変えてほしいものです。

③最初に家族構成を聞いてくれた

担当Aさんが最初に家族構成を聞いてくれたのは、結果的にかなり好印象でした。

なぜなら、うちの奥さんのお父さんはすでに亡くなっているからです。他の式場の担当さんからはこういったことを聞かれず、ヴァージンロードを一緒に歩くのはお父さん前提で話をしてきました。「いやいや、お父さん亡くなってるんだけどなあ。」って感じで少し冷めました。

担当Aさんは家族構成をきっちりと押さえていたため、ヴァージンロードを紹介する際には、「お母様がお父様の写真を持って、新婦様と一緒に歩きましょう。」と提案してくれました。

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④ドレスを試着した際、自分のスマホでも写真を撮っていた。

うちの奥さんがドレスを試着した際、「すっごく素敵です!!」と言ってくれました。ここまでは普通ですが、「私も撮っていいですか?」といって自分のスマホで写真を撮っていました。「後で写真をメールで送っておきます。」と言って、その日帰った後にお礼と写真を送ってくれました。

テンプレ対応なのかもしれませんが、メールには私たち夫婦が話したことを振り返るような内容であったため、担当Aさんが「二人のお役に立ちたいです。」と心から思っていることが伝わりました。

⑤クロージングも上手

一通り案内や説明が終わった後、その日は契約せずに他と比較して検討する旨伝えると、担当Aさんは、「金曜日にご連絡差し上げます。何時ごろならご都合よろしいですか?」と、次のアクションを明確にしました。

ほかの担当さんからは、「いつまでにご連絡いただけますか?」とこちらから連絡するように言われました。担当Aさんの後に見に行った会場であったため、「いやいや、そっちから連絡してくれよ。」と思いました。

また、一人の担当さんに至っては、案内してくれるときはにこやかだったのに、クロージングの際は「明日までならこのお値段で。何時までにご連絡いただけますか?」少しピリついてきたため、「いやいや、今までの良い雰囲気台無しやん。」と思いました。

結局は人が決め手になる。

結婚式は、言わずもがな高額な商材です。だからこそ、営業の善し悪しが決め手になる、改めて思いました。

今回選んだ式場は、一番始めに見に行ったところでした。その日のうちに契約することもできましたが、他と比較検討してみて本当によかったと思いました。なぜなら、担当Aさんの対応は他の方々と比べものにならないほど良い、ということに気づくことができたからです。「この人に結婚式を任せたい。」と思わせてくれました。

ブライダル関係のお仕事をされている方は、「いやいや、このくらいの対応できて当たり前やん。」と思うかもしれませんが、私たち夫婦は担当Aさんの対応には感動を覚えました。

普段はあまり贅沢しないので、たまにはこうして質の高いサービスを受けて見るのも、自分自身を見つめ直すいいきっかけになるのかなと思いました。

今回学んだことをまとめると、

①担当Aさんの自己紹介→まず自分を知ってもらう。また、仕事に対する熱意や誠実さを感じることができた。

②話し方→相手の話を聞いて、受け答えが明確であることは信頼に繋がる。

③最初に家族構成を聞いてくれた→相手を知る。そして相手に合った提案をする。

④ドレスを試着した際、自分のスマホでも写真を撮っていた。→心のこもった対応。

⑤クロージングも上手→次のアクションを明確にする。押しすぎない。

これらは、担当Aさんの営業力というよりも人間力であると感じました。営業されている感じがしなかったので。きっと私たち以外にも心を掴まれた夫婦がたくさんいることでしょう。※このnoteのタイトルも「営業」ではなく「人間力」としたかったのですが、なんの話かわかりやすくするために「営業」としました。


私自身は、お客様と商談するときに雑談はあまりせず、いきなり本題に入るようにしてきました。「お客様の貴重な時間を頂いているのだから、余計なことは聞かないし話さない(ドヤア)。」とか考えていました。しかし、自分を知ってもらう(自己開示する)、質問や雑談を通じて相手を知る、ということが良い提案に繋がるのだと学びました。

押せ押せの営業ではなく、誠実な対応をして「この人に任せたい!」と思われることを目標にしたいと思います。


これから担当Aさんには結婚式当日までお世話になりますが、良い結婚式が挙げられるよう私たち夫婦を導いて頂きたいと思います。

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それでは。







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