【コトダマ003】「『地域』じゃない・・・」
地域共生社会。地域包括ケアシステム。地域移行。地域生活。
今や福祉ギョーカイも「地域」という言葉だらけです。
そんな「言葉遣い」に何の疑問も持っていなかった私が、文字通り頭をぶん殴られたのが、本書に紹介されていたこの言葉でした。
「地域」という言葉がもつ上滑り感、嘘っぽさ、偽善性といったものを、これほど見事に抉った言葉を他に知りません。
嘘だと思ったら、「地域」を「隣近所」に言い換えてみてください。
「地域で精神障害者が暮らす」
「隣近所で精神障害者が暮らす」
「刑務所出所者を地域で受け入れる」
「刑務所出所者を隣近所で受け入れる」
「認知症高齢者が暮らす地域」
「認知症高齢者が暮らす隣近所」
ね。全然リアリティが違うでしょ。
荒井裕樹さんもこの本の中で、こんな風に書かれています。
ちなみに「横田さん」こと横田弘氏については、またそのうちちゃんとご紹介します。
どうしても気になる方は、こちらの本を読んでみてください。
震えますよ。
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