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イヤイヤ期を医療的に考える

みなさんこんにちは、ハチおじです!こう見えて医療従事者してます!
小さい子供がいるお父さんお母さん、今日もお疲れ様です。

イヤイヤ期来てますか?
義理の姉の子供がイヤイヤ期だった時
「こんなの相手にするのむりだよぉ」って思っていました。
そして今、わが子も絶賛イヤイヤ期です。

特に悲しいと感じたのが
ママがいい!(泣)
と大泣きされた事です。

それでも、パパの事も大好きで、
「パパ、あしたロウルツレン(動物園)いこーねー!」
と抱き着いてくるわが子が何よりの癒しです!!

さて、今回はそんなイヤイヤ期をちょっと医療的に考えたら、見方が変わりました!
と言うお話です。
iPhoneも格安SIMも全く関係のないただの日記に近いです。
もし興味がない方はごめんなさい。

(前知識)前頭葉について

前頭葉って知っていますか?
脳みその前の部分、おでこの辺りの脳みそです。

この前頭葉、どんな働きを持っているかと言うと

  • 感情のコントロール

  • 行動の抑制

  • 意思決定

  • 計画立案

これらの機能にかかわっています。
”社会性”とも言われますね、最新のiPhoneが目の前にあっても勝手に取らないのは前頭葉の働きのお陰です。

前頭葉の障害、認知症の一つであるアルツハイマー型認知症は主に前頭葉に障害が出てくるので、人のものを取ったり、暴力・暴言が出る事があります。

前頭葉の大きさ、機能している部分の大きさはこの社会性に大きくかかわっていて社会性のある動物も、また前頭葉が存在します。

新生児の前頭葉

では新生児の前頭葉はどうでしょうか?

新生児の脳は成人の1/3以下のサイズしかありません。
しかも、特に生命維持にかかわる脳の部分が中心であり、生まれてすぐに必要性がない分野は成長過程で発達していきます。

生まれてすぐに呼吸ができるのはこの為ですし、直ぐに話ができないのもこの為です。

じゃあ、前頭葉はいつ発達するのか?
これが1歳半~3歳ころ、まさにイヤイヤ期なんです。

しかもこの前頭葉の発達は他の脳と比べ著しく成長する為、当の本人はその機能を上手く扱う事が出来ません
感情のコントロール”と言う機能を上手く使えないことに加え、言葉も覚えたてで上手く伝えられない為に「イヤ!」と言う言葉が出てくるんです。

説明が下手ですがここまで理解できていますか?
では子供の置かれた状況を、強引に私たちに置き換えて考えてみましょう。

子供の置かれた状況を無理やり私たちに置き換える

あなたは会社にいます。会社には上司がいますよね?
実際の会社でなくてもかまいません

「そこの荷物を車に運んでおいて。」と上司が言います。
上司が指をさした方向を見るとそこには大きな段ボールが。
あなた一人では到底運べない段ボール。
あなたは頑張って持ち上げようとするが、残念な事に段ボールは持ちあがりません。
途方に暮れていると上司が戻ってきます。

はやくしなさい」と上司に怒鳴られます。
おいていくからな」とも言われます。
あなたは持てないことを伝えようとしますが、それはできません。上司は聞く耳を持たないのだから。

こんな事があったらどう感じますか?
気分が良いという方はいないと思います。

  • あなた → 子供

  • 上司  → 親

と置き換えて考えてみてください。

さてあなたは、子供にこんな言葉をかけてしまった経験があるでしょうか?
あなただったら、なんて言葉を上司からかけてもらいたかったでしょうか?

イヤイヤ期=頑張って勉強している途中

先ほどもお話しした通り、このイヤイヤ期は前頭葉が急成長をしている最中です。
コミュニケーションがうまく取れない子供にとって、それは受験勉強よりもはるかに難しいことに子供が挑んでいる途中なんです。
この時期に子供が頼れるのは誰でしょうか?
子供が唯一信頼を置いているお父さんお母さんが、この挑戦を応援してあげなかったら本当に本当に、子供は不安で仕方がないと思いませんか?

最新の研究結果:イヤイヤ期を上手に乗り越えた子どもは...

最近の研究で、イヤイヤ期を上手に乗り越えた子どもは、将来的に自己肯定感が高く、ストレス耐性も強いという結果が出ているんです。
つまり、この時期をどう過ごすかが、子供の将来に大きく影響するかもしれないんですね。

ある研究では、イヤイヤ期に親から適切なサポートを受けた子どもは、5歳時点で85%が良好な自己調整能力を持っていたのに対し、そうでない子どもは60%にとどまったそうです。これって、すごい差だと思いませんか?

終わりに

冒頭にも申し上げた通り、今回は本来の投稿の趣旨と大きく離れたものになります。
もしここまで読んでいただいた方がいれば喜ばしい限りです。

今回これを書こうと思った理由は、改めてイヤイヤ期と言うものを考えた時に、子供の本当のパートナーになれていないなと感じ、せっかく自身の持っている知識があるのだから、包括的に考えて整理した方がよいと感じたためです。

自分語りになってしまいますが、今後この気持ちを忘れて頭ごなしに子供を叱らないよう、自身への注意喚起と決意表明的な側面があります。

もちろん、現在子供との関係は良好です!

この1年以上は、週に2日は2人きりで出かける日常が続いています。
(妻はその間に家事と休憩をしています。)
今年の夏は既にプールも3回、お祭りにも行きました!
パパは趣味に使うお金がありません!泣

それでも、

いつか「パパと遊ぶなんてダサい」と言われるまで
いや、ダサいと言われてもパパは君を遊びに誘うよ

次はどこに行こうか?

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