2023年 家づくりの現場で目立っていたあれこれを振り返る
こんにちは、ハチノです。
今日は久しぶりに仕事について書いていきます。
家づくりの現場にも流行というものが存在します。
今年もあと一ヶ月で終わってしまうので、私の中で2023年に家づくりの場面で起こったこと、よく見られた傾向、お客様の口から飛び出す頻出ワードはこんな感じだったな〜と思うことを振り返っていきます。
二型キッチン
二型キッチンとは、IHやガスコンロなどの加熱機器と水栓金具やシンクなどが別々になったキッチンのことです。
漢数字の二の形に似ていることからこのように言われているのだと思います(ソース無し)
二型キッチンは私の中で急上昇ワードでした。
これまでも二型キッチンを用いた間取りを新築で検討されている方や、リフォームで壁つけキッチンを二型にする計画をされている方はいらっしゃいましたが、昨年から今年にかけてぐらいで数が一気に増えた感覚があります。
私も二型をご案内すると、以前は驚かれたり「でもウチにはちょっと」という反応が多かったのですが、だいぶ受け入れられてきた感じがします。
土地価格が上昇してお部屋の幅をゆったり取りにくくなったことも一因としてあるのかもしれません。
二型キッチンのあれこれについてはまた別で記事にしたいなーと思います。
グレー・グレージュの流行
ファッションの世界では毎年流行色というものがありますが、インテリアの流行色ももちろんあります。
ただ移り変わりはファッション界に比べると非常に緩やかです。
10年ほどまえからばきっとしたモノトーン。
2〜3年ほど前にピークを迎え、その後だんだんグレーやグレージュなど淡めの色に移っています。
展示場や施工事例はどうしても少し前の流行色でコーディネートしたものが多くなるのが難しいところです。
自動水栓
コロナ前後でお問い合わせが増えたツールです。
今年はコロナ自体の世間の警戒度はかなり下がったと思いますが、センサー付きの自動水栓はここへきてじわじわと一般化してきたなと感じています。
キッチンの水洗金具だけでなく、洗面台、玄関横の手洗い(最近ではInstagram界でただいま手洗いと呼ぶらしい)にも採用のご希望を伺うことが増えました。
特にキッチンの水栓では注文住宅やリフォームを考えているお客様からお話が出ないことはないと言ってもいいぐらい毎日話題に登っています。
手が汚れている時にあちこち触らなくてもいいということにメリットを感じていらっしゃる方が多いということですね。
窓リフォーム
2023年はこどもエコすまい支援事業や先進的窓リノベ事業のおかげで断熱性能の高い窓の採用を計画される方が多い1年でした。
※こどもエコすまい支援事業はすでに申し込み受付終了されています。
住宅関連の発信をされている方の中でも窓リフォームは熱い話題だったと感じています。
私自身はインテリア専門のため直接お客様とお話しする機会は少ないジャンルでしたが、工務店さんと話題に登ることが多かったと振り返っています。
先日2024年度の補助金についても発表がありました。
大盤振る舞いだと言われた本年度を超える予算が組まれています。
窓に限らず省エネ性の高くて環境にも負荷をかけないとされる住宅設備を採用するハードルを下げてくれるので、言葉や制度が難しいですが公式の情報をぜひチェックしてほしいです。
私も苦手分野と思わずちゃんと勉強します…
2023年度の補助金についてはこちらのVoicyもとても参考になりました。
聞き流しすごい。
※来年度についての放送ではありませんのでご注意ください
建材価格の高騰
ほんとびっくりするぐらい建材の値段が上がっていきました。
この仕事を始めてから長く経ちますがここ2〜3年の急上昇ぶりはこれまでないものでした。
昨年と今年では発注時期によって3〜4割増ぐらい上がったんじゃないかと思う。
何とは言わない。どこのメーカーとは言わない。
なぜならどの部材もどこのメーカーも断続的に価格を改定し続けているから。
そしてこれからさらに改定する予定を発表しているメーカーもあります。
「そろそろお風呂のリフォームしようかな、1年後ぐらいかな」
「給湯器がなんか調子悪いんだよな」
「新築を考えているけど今すぐじゃなくていいんだよな。3年後ぐらい?」
というような方、いらっしゃったら価格改定情報は気をつけてチェックされることをお勧めします。
2022年の振り返りを振り返って
今年のはじめに投稿した記事を読み返しました。
お風呂の窓なし
ファミリークローゼット
は一般化してきましたね。
洗面台と脱衣室を分ける間取りももはや当たり前のようになってきました。
以前の投稿↓
注文住宅の方だとお風呂の窓を設置しない方の方が多いんじゃないかな。
カウントしてみようかな…
最後までお読みいただきありがとうございました。
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