受け入れる＝肯定する

現状を肯定すること
受け入れることと肯定することは厳密には別物ですが、あえて「受け入れること」を「肯定すること」と同じと捉えることでメリットがあると思うのです。

仕事でプロジェクトに失敗したり、恥をかいたり、仲良くしていた友人から突然嫌われたり、恋人にフラれたり。。生きる上で受け入れたくないことは山ほどあります。
受け入れたくない現状や目を背けたくなるような出来事と付き合っていくためには、結局現状を肯定するのがベストだと私は考えます。

タフネスの源
よくメンタルが弱い、強いという表現がありますが、精神的な安定感を身につけたいのであれば、自分が想定している最悪を肯定して、受け入れてしまうことだと思います。

仕事で失敗して恥を掻いたとき、嫌がることだけに意識を向けるのではなくて、失敗して恥を掻いたら実際どうなるのか？最悪のケースを想定してみてください。そして想定した最悪のケースが起こったとして、その状況をも肯定して受け入れてしまうことです。「こうであらねばならない」という凝り固まった発想から「こうならなくても別にいいや」という発想に切り替えることができれば、精神的な不安定は大きく解消されるはずです。

「どうしても受入れられないこと」が心のコア
また、最悪のシナリオを想定し受け入れることで、心の余裕が生まれます。学校教育や社会人生活で絡まりついた「こうであらねばならない」を紐解いて、「別にいいや」と思えるようになれば、少しずつ自分の欲求(私がどうしたいか？）という視点で物事を観れるようになると思います。

ただ、どうしても受け入れたくないことというのは人それぞれ存在します。「出世せずに一生平社員でいいや」と思えても、「結婚せずに家庭を持てないままの一生でいいや」と思えなかったり。

自分の在り方に対して、
「こうあらねばならない」とか
「こうなりたい」とか
「こうはなりたくない」とか
色んな欲求があるとは思いますが、私は「こうはなりたくない」という欲求が最も馬力があって、最も自分の本音に近い欲求なのではないかと思います。

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