大きな舞台でなくとも
昨日はRIZINが東京ドームで行われ、格闘技では18年ぶり?のことだったらしい。
ついぞ、ドームどころか後楽園ホールより大きな舞台で試合をすることは僕にはなかった。
そういうものへの憧れは以前は確実にあったが、近年はそんなになくなっていた。
それは負け続けて自分の器を知ってしまったからだろうか?しかしそれ以前からそこまでそういうものへの純粋な気持ちはなくなっていたようにも思う。
まず目の前の人を喜ばせることができなかったらそんなことを考える資格もないと思っていた。
最後引退試合を後楽園ホールでやらせてもらえることだって充分過ぎるほどありがたい。
今はその後楽園ホールでも半分しかお客さんに入ってもらえなくて隣の東京ドームとは数で言えば比べ物にならないかもしれないけど
僕が勝つことでこそ、喜んでもらえる人だってきっといる。
もしかしたら僕が勝つことでしか喜んでもらえない人もいるかもしれない。
選手としては二流三流だったかもしれないが
観た人の心を動かしたい、もっと言えば観た人の人生を変えてしまうような試合をしたいと思い続けてきた。
この気持ちは嘘ではないし
6月19日、最後にそれをできるとまだ信じている。
それを最後まで諦めない。最後にそれを見せたい。
何のために7連敗もしてここまで続きてきたんだと。このためだろうと。
そして最後まで強くなることも諦めずにやってきた。その姿も見せたい。
6月19日、僕にとって初めての後楽園ホールでのメインイベント。
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