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ついついやることを先延ばしにしてしまうあなたへ

確定申告。
ずっと返せずにいるメール。

これら、わたしが先延ばしにしているものです。

どうして人はズルズルと先へ先へ、取り掛かるタイミングを引き伸ばしてしまうのでしょうか……。
取り組んでしまえば案外すぐだと分かっているのに……。

わたしは先延ばしのプロみたいなもので(まったく自慢できない)、ここから生まれる悩みも、今に始まったことではありません。

タスク管理をするとか、場所を変えて作業してみるとか、あれこれ手を尽くしてみましたが、いずれもあまり上手くいきませんでした。

けれどこの前、おもしろい記事を見つけました。
ちょっと読んでみてください。

自分の仕事がいつも締切ギリギリになってしまうのは、タスク管理のスキルが甘いからだと思っていた。

だから色々なアプリやサービスを試し、色々な本を読んで色々な手法を試した。それで多少は改善したように思えた。

……

しかし、なぜか重い仕事ほど締切ギリギリになってしまうのはいつまでも治らなかった。「重い」とあらかじめわかっているのに、どうしてかいつも、ギリギリになってしまう。

さすがの自分も察した。どうやらこれは、技術の問題ではないのかもしれない。締切ギリギリになるこのクセは、依存症に近い。

わたしと同じやんけ。

一言一句、心当たりだらけです。

同時に、タスク管理のプロであるF太さん(と私は思っています)にとってすら、締切は強敵なのだと痛感じました。
なすすべ無しなのでしょうか。

と思ったら、この文章には続きがありました。

締切もタバコと同じように、依存症なのだとしたら。タバコをやめたときと同じようなアプローチが効くかもしれない。

つまり「締切はつらい、身体に悪い」とデメリットを強調するのではなく、締切に感じているメリットを潰していけばいい。

「締切に感じているメリットを潰していけばいい」

この一言が、ピシャアアアンと雷のように私を打ちました。もはや啓示。

自分の先延ばし癖を克服するために、いくつかの質問を投げかけてみようと思います。

そもそも、締切を先延ばしにすることには、どんなメリットがあるのでしょうか。

いっときの、心の穏やかさ?
他のやりたいことに取り組む時間?

わたしの場合、締め切りを先延ばしにして得られるものの多くは「今」に根ざしていると分かりました。

つまり、未来への投資にはならない、ということです。

ここで一つの疑問が湧いてきます。
今はメリットの形をしているけれど、未来はどうなるかわからない。
それって、本当にメリットだと言えるのでしょうか?

先程あげたものを「メリットだ」と感じた背景には、どんな事情がありそうでしょうか?

心が穏やかでないと、健康に支障をきたす。
やるべきことを先延ばしにした時点では、他のことのほうが優先度が高かった。

それぞれの理由があると思います。

さて、ここでF太さんの名言を思い出すときです。

「締切に感じているメリットを潰していけばいい」

「先延ばしをメリットと感じる事情」。
これって、他のことでは代替できないのでしょうか?

「先延ばししてしまうタスクに、1日に5分だけ取り組む」ことで得られる、心の穏やかさ。
「優先度関係なくタスクに取り組む時間」の確保。

もしかしたら「代替手段なんてない!」と思うかもしれません。
大丈夫です。その感情も素直に記録しておきましょう。

なぜなら、先延ばしが「本当にやむない」ときもあるから。
もしも「やむなしとは思っていない。惰性で先延ばししてしまっている気がする」という場合は、ぜひもう一度、noteの最初から読んでみてください。
違った気付きがあるはずですよ。

さて、わたしも確定申告しますか……。

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