2018.01.07 day.38

 書きたいことの優先順位が分からない。日記といいながら、私が考えている事を書いているだけだから、他人の私生活に興味がある人にとってはつまらないものになっているのかもしれない。
 父がラーメンを食べに行こうというので、一緒に食べに行った。父には行きつけのラーメン屋があり、2週間に1度は食べたくなってしまうらしい。私もついでに食べに行くのだが、なるほど確かにまた食べたくなる味ではある。
 醤油ベースの濃いめのタレを鶏ガラの出汁で薄めたスープに、そこに細めのちぢれ麺と細切りのメンマを載せて出来上がりというシンプルなラーメン。そこにみじん切りにした玉ねぎをトッピングして食べるのが父の食べ方で、確かに玉ねぎのみずみずしい食感がこのスープの濃さを丁度良い感じに薄めているような気もする。
 私は何もトッピングせずにラーメンを食べているが、この懐かしい味は一体なんだろうか。近所のラーメン屋で食べるような(今私が食べているのがその近所のラーメン屋だけれど)海の家で食べるようなラーメンというと語弊がありそうだが、おそらく「シンプルな醤油ラーメン」と言われて思い浮かぶあの味と言われれば、この日記を読んでいる皆様も想像できるだろう。
 あの味を作っているものは確実に存在するはずなのだが、しかし、とんと思いつかない。知っている人はすぐに「○○」使っているんだよとすぐに言うだろうが、自分で確かめたことが無いため、結局今でも分からないままになっている。
 あの舌にいつまでも残る濃い味を作っているものはなんだろう……。化学調味料? 中華スープの素? それともまた未知の調味料が……? 世の中には分からないものばかり存在する。そしてその舌に残る感じを味わいたくてまたあのラーメン屋に通う事になるんだと思う。

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