2019.01.09 day.40

 私の地元の図書館はできてそこまで経っていない。もともと公民館に併設されているのが図書館の代わりだったのだけれど、地元住民の強い要望により建設されたのだった。そういう街だから、この町を都会というにはほど遠いと思う。
 そういう理由もあり、情報が詰まっている図書館としては弱く、新聞縮刷版などは古い年月の分を用意できていないため、過去の情報というよりも現在の情報をカバーできるような図書館を目指しているらしい。
 図書館にどのような印象を持っているかは、生まれたときの状況によるが、図書館の本がいろいろな人の手に触られてるため苦手という人も、利用者層が年配か学生か浮浪者ぐらいしかいないので、行きたくないという人もいる。そういう心理が働くのも仕方ないと思う。調べたいことはネットで調べられるのもその意識を強くさせていると思う。
 私はいい年したオッサンなので、そういう意識すら持ち合わせておらず、むしろ忌避される側の人間になっているとは思うけれど、無料で利用できるものがあれば利用した方がいい。
 何を閲覧しているのかというと、短歌の雑誌と、文芸誌の雑誌をいくつか、そして誰も手に取らないだろう分類書架に行き、題名で気になったものを手に取ってはめくっている。借りるものは、今週入ってきた本をいくつか。書店で気になっている本が入ってきた場合は、必ず借りるようにしている。
 おそらくこういう行動が本が売れていない要因になっていると言われるのかもしれないが、そうかもしれないと言えばそうかもしれないとしか答えられない。
 ちなみに図書館では毎週、所蔵できなくなった雑誌や本を無料で配るという方法を取っているのだけれど、あれは良い処分方法だと思う。本を処分するのにもお金がかかるし、所蔵印は残るが欲しい人の手元に本が収まる。
 話がずれた。久しぶりに図書館に行ったという話がしたかったのだ。閉館ギリギリに行ったので、調べられるものは少なかったが、前から気になっていた本をいくつか借りてくることができた。気にはなっているが、私の知識量が少ないため理解できるかは分からない。返却期間が来るまでにはぱらぱらと読んでおきたい。

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