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再び、山から学ぶ。

10月頭に初めてトライして以降、なんだかんだ今日まで計5回山に登った。当然初心者で、山小屋に1泊するようなルートは経験していないが、1度は1人でも挑戦するなど昨年からは考えられないような変貌ぶりである。

登りはじめの30分はとてもキツい。普段運動しているわけでもないので、多分体が「え、なんすか今日、そういう感じっすか」と動揺するのだろうか。毎度「何でこんな事してるんだろう」という気持ちになる。あと、30分を過ぎようが上りはいつだってとてもキツい。安全確保のためにルートは確認しなくてはいけないものの、行く先を仰ぎ見ると大体目眩を起こしそうになる。そして来し方を振り返れば「二度と戻りたくない」と思う。

しかしやはり体を動かすと色んな学びがある。本からの学びも良いが、フィールドでの経験は何物にも変え難い。頭と体にしっかり刻まれる。

①自分の体格・筋力に合った歩幅とペースで。最初に無茶すると後でどこかに無理がくる。

②間違えた?と思ったら地図を確認する。そして誤った地点まで潔く引き返す。そしてやり直す。

③自分の機嫌は自分で取ること。もう大人なんだから、誰も面倒見ちゃくれない。

これぞ人生哲学ではなかろうか。特に③は今回強く印象に残った。登山はしんどいが、「しんどい時のdistraction(気晴らし)」を準備しておけばなんとか乗り切れる。私の登山におけるそれはチョコや塩レモン飴なのだが、日常生活でしんどいことが待ち受けている時は「何があれば自分のご機嫌を取れるか」を把握しているのといないのとでは、大きな違いがあると気付いた。タフな仕事に取り組みながらもニコニコしている人はいる。そういう人にこそきっと助けの手は差し伸べられる。不機嫌を撒き散らして良いのは子供だけだ。

これからも自分の体力に見合った登山を継続したいと思う。終わり。

お読みいただきありがとうございました。今日が良い日でありますように。