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自分の身体は自分で守る : 緑内障について

【読書感想】緑内障の最新治療 〜これで失明は防げる〜

視神経乳頭陥凹で、3年ほど前から年一回、視野検査をしています。言われるがままに検査に行っていたけれど、子どもが生まれてから「自分の身体をきちんと知る」「自分の身体は自分で守る」という意識が強くなり、今年の検査をする前に一度ざっと調べてみようと思ったことがきっかけ。

緑内障とは

失明の原因の1位が緑内障、2位が糖尿病だそうです。40才以上の日本人の、20人に1人が緑内障で、だけどそのうち1割しか緑内障という診断を受けていない。つまり、緑内障ということに気付かず生活している人がたくさんいるということ。

緑内障は、視神経が障害されて視野が欠損し、適切な治療をしないと最終的に失明する病気。一度悪くなると回復しないけれど、早期発見ができれば進行を遅くするために現在はいろいろな治療法がある。

私はまだ緑内障という診断はもらってないので、予備軍というところ。視神経乳頭陥凹は、視神経が変形していて緑内障になりやすい状態。確か、コンタクトレンズの処方箋をもらうために眼科に行ったときに、指摘された。

緑内障の分類とか、どんな病気かは、なんとなく知ってはいたけど、検査や治療については知識がなかったので、この本を読む目的は、「緑内障の検査、治療、予防法について知ること」。

治療法については、目薬や手術をはじめとして今はいくつかの選択肢があるということがわかったので、詳細はまた必要なときに。

検査や予防について、3つの気付きとToDoを。

気付き①自分の身体は自分で守る

子どもの免疫や病気の勉強をしていて、本当にこれ大切と思っていたけど、子どもばっかりじゃなくて自分にも当てはまる。

総合力としては免疫を高める工夫の他に、自分の身体を知って個別の工夫をするの、大切。あまりできてないのでひとつずつ。

著者は眼科医なので診る側だけど、知識ゼロで病院にくる人と、知識を持って病院にくる人では、説明のしやすさも理解度合いも全く異なると言っていて。そうなるともしかしたらその場でもらえる情報量も違ってくる可能性ある。コミュニケーションによっては選択肢の多さも異なってくるかもしれない。情報は積極的に自分でとりにいかないといけない。

気付き②眼底検査は重要

なんだそうです。診察室に呼ばれてから、目に光を当てられて、お医者さんにレンズ越しに覗き込まれて写真撮られるやつ。

時間が短くても不安にならなくていいよ〜短時間でもちゃんとみれるから。と、言っていました(著者が)。

そうなんだ、やっぱりあれが重要なんだ。流れ作業のようにいくつか検査するけど、どれで何やってて何がわかるんだろう〜って疑問だったんだ。数値より視診が有用って、個人的にはなんかちょっと安心する。

気付き③予防のためにできること、あるよー

◎目にいい食べ物

ホウレンソウ(ルテイン)、トマト(リコピン)、ブルーベリー・カシス(アントシアニン)、ブロッコリーなどの緑黄色野菜(βカロテン)など、抗酸化物質が目だけでなく体全体の酸化を防いでくれる。

これはハーブでもできることあるな。

◎温罨法してマッサージ

いいこと1:目のまわりの血流がよくなる➡︎温まるとまぶたから油が分泌される➡︎涙の上に油膜が張ることで涙の質がよくなる

いいこと2:リラックスできる。ストレスもかなり進行に影響するらしい。

◎枕を高くする:眼圧が上がらないように。

◎有酸素運動をする

◎視野を広げるトレーニング

3つのToDo

①家族に伝える

遺伝性のものもあるので、眼底検査は定期的に受けるように家族にも勧めるのがよい、とのこと。

②食べもの、ハーブを意識する。

③温罨法とマッサージ

有酸素運動は目だけじゃなくて身体のためにした方がいいんだろうな〜と思いつつ、本当にやるって決めないとできなそうなのだ、いったん保留。

とりあえずざっくり知れたので、読んでよかった。



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