パワポゲーフラのススメ
皆さんはスタジアムは好きだろうか。
私はスタジアムの空気感が大好きだ。
スタグルの良い香り。行き交う人の笑顔。響くクラップとチャント。
そして、選手入場でスタジアム中に響くHIKARI。選手に想いを届けるあの熱気に満ちた瞬間が何よりも好きなのだ。
そんなHIKARIを歌っている間、周りを見渡すと沢山のゲーフラが目に入る。
皆さんはゲートフラッグをご存じだろうか。
選手へのメッセージや応援を描き掲げるアレだ。ゲートフラッグ、通称ゲーフラ。サッカーの応援といえば、タオルマフラーやフラッグと並びサポーターがゲーフラ掲げることをイメージする人も多いだろう。
選手の背番号を描いた物もあれば、メッセージを描いた物、似顔絵やパロディデザイン等、デザインは多岐に渡る。推し選手、クラブの後押しをしたい、熱い気持ちを届けたい。そんな気持ちからサポーターはゲーフラを掲げる。
ゲーフラの良い点はオリジナリティを出せることだ。クラブが販売するタオルマフラーやフラッグでは出せないオリジナリティ。
しかしどうだろう。1から作るにはハードルが高くないだろうか。布に絵を描く?
?
無理じゃね?
選手の似顔絵?
私、美術の成績2でしたよ?
そんな方も少なくないはずだ。
私自身も絵心とは無縁の人間である。
今は自分のイメージを伝えると、そのイメージに合わせてゲーフラを作ってくださる業者も数多くあるようだ。
ただ、あまりお金を掛けたくない。
だけど絵も描けない。そんな方にもお勧めのゲーフラの作り方を紹介しようと思う。
それはPowerPointを使ってデザインし、紙に印刷するお手軽ゲーフラだ。パワポってあんまり使ったことないって方でも根気よくやれば意外と出来るものだ。
今回は、そんなパワポでのゲーフラ作りを紹介しようと思う。
パワポゲーフラの作成方法
簡単解説
例えば、こんな感じだ。
スライドのサイズからA4等作りたいサイズに設定する。
背景を赤くして、文字を打つ。
お試しにロアッソ熊本のチャント。
これだけだと微妙だけど、フォントを変えて文字サイズを調整すると
あれ?意外とよくない???
文字に白縁をつけてみたり
文字の色を変えてみたり
rossoとroseを掛けてみたり(※イラストや写真を使う際は著作権に注意)
ユニフォームのデザインを参考に背景に入れてみたり
意外と簡単にオリジナリティを出せます。
どうでしょう。
自分でも作れそうな気がしませんか。
後は、印刷して取っ手を付けると完成。
印刷は、家庭用プリンターでもコンビニでもOK。
家庭用プリンターで印刷する場合は、ご使用中のプリンターによって名称は異なるかもしれないが、分割ポスター印刷等の機能を使うとA4を4枚繋げてA2サイズで出力出来たりと色々便利だ。
取っ手は100均に売ってある伸び縮みする突っ張り棒が持ち運ぶ際コンパクトになるので便利だ。
ただしこの作成方法には最大の欠点がある。
すでにお気付きの方も多いかと思うが、紙なのですぐに破れるし雨に弱い。
対策としては、ラミネートやクリアファイル等で保護する。或いは使い捨て覚悟。また、厚紙とか光沢紙を使うと多少丈夫になるのでお勧めだ。どちらも100均で手に入る。家にプリンターがあれば500円もあればすべて手に入る。
是非1度トライしてみてほしい。選手は意外と自分のゲーフラ見つけて喜んだりしているらしいですよ。
それぞれの想いを詰め込んで選手に届ける。また一つサッカー観戦が楽しくなります。
※ゲーフラは各クラブや席種によって掲げる際のルールがあるので要確認。
作品紹介
今回は、以前作った我らがキャプテン平川怜ゲーフラもこのnote用にもう一回作ったので参考までに見てみよう。
みんな知ってるあの有名企業ロゴのパロディ作品だ。
皆さんもよくご存知のロゴデザイン。
A4縦で作ってみる。
ざっくりとイメージを文字起こしし、背景の色を入れる。
LEGOの特徴的なフォントは、“Legothick font”というLEGO風フォントがあるので、今回はこれを使用する。
下の赤の背景は黒縁をつけるとそれだけでLEGOっぽい。
さらに細かく文字サイズを調整し配置。
LEGOをもじってREIGO(行け怜)とする。
更に、図形を沢山組み合わせてレゴ人形を作り、スポンサーエンブレムを入れ、顔も平川怜っぽく作る。
この際だから商標登録マークももじってROASSOにしてしまおう。
文字の色や背景の色を変え、諸々微調整配置してざっとこんな感じ。
どうだろうか。
個人的にはお気に入りの1枚だ。アイデアさえあれば、1時間足らずでここまで作れるのがパワポゲーフラの良い点だ。
PDFにして印刷屋さんにお願いすれば比較的安価で布に印刷もしてくれるだろう。
折角なので調子に乗って他に作ったものを紹介しよう。
(※ここまでもここからも完全に自己満です。)
粟飯原と大本が右サイドで躍動していた時に作ったもの。
背番号の11(粟飯原)と9(大本)を組み合わせて119とした。
119と言えば緊急車両。
こんな感じだ。
これもなかなか言葉選びのセンスが光る1枚だw
そして次は、我らがコーヘイクロキだ。
3バックで躍動する彼をまたまた有名企業ロゴでパロってみよう。
実にお洒落だw
黒木のチャントをあしらいながらスターバックスコーヒーをスリーバックスコウヘイとかけている。
可愛すぎる1枚に仕上がった。
こんな感じで作業中は素材を枠外に置いておくと作業しやすい。
きっと皆さんも推し選手や推し監督コーチ、推しマスコットがいるはずだ。是非観戦の楽しみとしてオリジナルゲーフラを作ってみてはいかがだろうか。
実は、アイデア出したり、あーでもないこーでもないと言いながらパワポをいじっている時間も凄く楽しい。これも1つのfootballの楽しみ方だろう。
また、スタジアムを訪れた際は是非周りのゲーフラを見てみてほしい。驚きのセンスを発揮している方が多く、ゲーフラを見ているだけで水族館を訪れた時の様な気持ちで楽しめます。
新たなfootballの魅力を皆さんへお届け出来れば幸いです。
今回はこの辺で。
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