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3年日記を買った話

ある日、池袋にあるロフトの文房具コーナーを歩いていたら、3年日記が目に入ってきました。

ちなみにこれ↓

とはいえ「○年日記面白そう!」と手を出しては、1ヵ月も続かないまま、日記帳を手放す……ということを数回はやらかしているわけです。
当然「経験上、どうせ買っても続かないって! お金の無駄だって!」と、ごもっともな意見を述べる私と「今回は続くかもしれないじゃん! 3年間続けたらきっと面白いことになるよ!」と理想論を述べる私が戦うことになるわけです。日記が売られている棚の前で自問自答すること数秒。まあ買ったよね。WINEER後者の私。

……これが8月も半ばを過ぎた頃の話です。こういう日記帳、新年や4月の新年度から始めた方がキリがいいんだろうな。8月って中途半端も中途半端だな。なんの記念日でもないし……。とは思いましたが、思い立った日が吉日ともいうので、その日から書き始めることにしました。で、11月も終わり、もうすぐ12月になりますが、どうにかこうにか日記は続いています。たまに「今日は家から一歩も出ず、何もしなかった」という虚しさがすごい日記が数日あったりはしますが、それでも続いています。
3ヵ月ちょっとなので3年間分の記入スペースが用意されている日記帳のほんのわずかしか埋まってはいませんが、それでも「○年日記」に手を出した中では最長なんじゃないでしょうか。逆にいえば、今まで3ヵ月も続いたことがないとは、なんて私は飽きっぽいんでしょうか。

なんやかんや日記が続いた理由を考えてみた結果、スマホというアイテムのおかげなのかなと。
正直なことをいうと、毎日日記タイムを設けて日記を書いているわけではありません。忙しかったり具合が悪かったりする日が続いて1週間近く放置していることも稀にありました。
で、これまでは1週間近く空白のページがあると、やる気をなくし、日記を放置してそれきりでした。でも今はスマホを見れば1週間前の出来事ぐらいはほとんど思い出すことができる。
友達とのLINEのやりとりの中に「×月×日、○○ちゃんと××へ行った」とはっきり記録が残っていることがあります。ここまではっきりした形で記録が残っていなくてもツイートを遡れば「このツイートをした日は結局この後××をしたんだよな……」と、当時を思い出す手がかりがたくさん残っているわけです。
それらのツイートを見返しながら日記を書けば、1週間分の空白ぐらいならなんとか埋まる(1週間のうち、1~2日ぐらい、何をしたのか何を見返しても思い出せない日もあったりしますが)。そして、きちんと日々のページが埋まっていれば「こんなに空白のページだらけになっちゃった日記帳なんてもういらない!」と、日記を放棄したくなることもなくなる(今のところは)。

すべてを簡単に手元でぱぱっと記録できるスマホの影響で、手書きで何かを記録する習慣が失われていくかと思いきや、私に限っていえば、スマホがあるからこそ、手書きで日記を書くという、アナログな作業がゆるゆると続いているの、なんだかおもしろいなあという話。

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